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本帖最后由 北京猫 于 2017-7-6 20:07 编辑

藤木直人インタビュー第1弾。主演舞台『魔都夜曲』に見る俳優としてのこだわり
2017.07.06


1995年に映画『花より男子』の〈花沢類〉役で俳優としてデビューし、4年後となる1999年にシングル「世界の果て〜the end of the world〜」をもって、ミュージシャンとしての活動を始めた藤木直人。
役者としては、ドラマや映画など映像作品を中心に活動している彼だが、近年は舞台にも積極的に出演し、7月7日から主演を務める音楽劇『魔都夜曲』が開幕する。さらに、ミュージシャンとして、通算16枚目となるニューシングル「Speed☆Star」を7月19日にリリースし、2年ぶりとなる全国ライブハウスツアーの開催も決定した。
役者としては22年目、ミュージシャンとしては18年目を迎えた藤木直人の2つの顔に迫るべく、舞台稽古が始まったばかりの6月初旬に連続取材を敢行。2回にわたるインタビューの第1回目は、彼の俳優としての顔。新作舞台について訊く。


取材・文 / 永堀アツオ 撮影 / 増田慶




★インタビュー第2回は、ミュージシャンとしての藤木直人に迫る(7月19日記事公開予定)!



〈清隆〉は自由で明るくほがらかな人という印象。僕とは正反対(笑)

この4年間、毎年、舞台をやられてますね。




それは、まったくの偶然なんですよ。2014年に初めて蜷川(幸雄)さんとやった舞台『海辺のカフカ』は次の年にワールドツアーがあって、凱旋公演もあるという2年がかりの大がかりな計画だったんです。そのときはそのことで精一杯だったんですけど、『海辺のカフカ』が終わる前に、蜷川さんから次の作品のお話をいただいて。ようやく2年かけたものが「もうすぐ終わる!」って思っていたら、その半年後にはもう稽古に入らなきゃいけないっていう(笑)。




(笑)2016年の5月から6月にかけて、彩の国シェイクスピア・シリーズ第32弾『尺には尺を』が上演されました。

蜷川さんですし、ましてやシェイクスピアでもあったので、やっぱり難しいというイメージもありましたけど、その3年間は僕にとっては必然的だったというか、『海辺のカフカ』をやることによってすべてが繋がったんだなと思っています。今回は、うちの事務所が20周年ということで、最初は音楽と演劇、何か2つやりたいっていう話があったらしいんですけど、結局は合わさって音楽劇になって。もともとうちの事務所は舞台で活躍されている人が多い中で「なんで俺?」って驚きましたけど(笑)。たまたま4年続けて舞台に立つことができるのは嬉しいですね。

でも、音楽劇ですし、そうなると、俳優とミュージシャンを両立させてきた藤木さんが適任だなと思います。これまで映像を中心に活躍されてきたなかで、ここ4年間毎年やってきた舞台についてどう感じていますか。




演じることに対する接し方、密度の違いみたいなものは感じますよね。1冊の台本に対して1ヵ月以上稽古して、本番でも何回も同じ芝居をする。映像はその日撮ってしまったら基本的には二度とそのシーンはやらないから瞬発力が求められるけど、舞台はそうじゃなく、いろんな表現を探っていくということなので、勉強になりますよね。あとは、映像以上にいろんなやり方があって、いろんな規模の作品があって、いろんな劇団があるっていうことも感じてます。演出家によっても、座組によっても進め方が違う。ドラマも現場ごとに違いがないわけじゃないけれども、それ以上に差があるなって思います。

演出家による違いという点では今、どんな違いを感じますか?



蜷川さんは基本的には芝居をつけない人だったんです。みんなが作ってきたものを見るっていう感じで、大まかなことしか言わなかったですね。今回、ご一緒する河原(雅彦)さんは、すごく細かく丁寧に芝居をつけてくださる方で。セリフ、ひと言ひと言のニュアンスについて言われる。だから、今はすごく難しいな、やることがいっぱいありすぎて追いつかないなって、まだそんな感じですね(笑)。


最初に本を受け取ってどう感じましたか。


最初もらったときはまだ前半だけだったのですが、魅力的な登場人物がたくさん出てきて、前半はまさにこれからどうなるんだろう、みたいな。気になる展開で終わりますよね(笑)。僕が演じるキャラクターにはモデルとなる人物がいるんですけど、そこをうまく抽出しながら、エンターテインメントに昇華しつつあるんじゃないかっていう期待感がありました。

実在のモデルがいる役柄はどうやって作っていくんでしょう? 藤木さんが演じる〈清隆〉は、公家の血を引き、日本政府の要人を父に持つ遊学中の御曹司役で、近衛文磨首相の長男、近衛文隆さんがモデルになってます。




今回は、あくまでもその人をモチーフにしたフィクションなので、その人物を演じるっていう感じではないかなと思っていて。本の中に書かれているキャラクターをまずはくみ取って、河原さんに演出してもらいながら作り上げていってるところなので、そこまで意識はしていないです。

現時点ではどんな男だと捉えていますか?




自由で明るくほがらかな人という感じですね。僕とは正反対(笑)。

正反対ですか(笑)。爽やかな印象を世の中のみなさんは持っていると思いますが。ト書きにもある“屈託のない笑顔”も自然にできるんじゃないか、と。




屈託ないわけないじゃないですか(笑)。やっぱり理系だし、理屈っぽいところがあると思いますよ。

かけ離れてる部分が大きいですか? 自分の中にはないものを持ってる人?




どちらかと言えば、そうだと思います。それに、自由奔放なキャラクターというのもいままで演じてきたことがあまりなかったので、すごく楽しみだし、不安もありますね。


物語の舞台になる上海にも行かれたと聞いてます。




何か感じられたらいいなという意味もありましたし、向こうのメディアの取材を受けるためという目的もあって行ってきました。

上海に行ったのは初めて?



初めてです。本当に近代化が進んでいて。でも、一歩町中に入っていくと、雑多というか、今の日本では見られないくらい、うらぶれたところもあったり(笑)。あとは、歩いてる人たちの……パンチの効いた格好が(笑)。

(笑)平気でパジャマで歩いてる人を見かけますよね。



そうそう! もちろんオシャレな若者とかも当然いましたけどね。ちょっと前までは、中国って言うと自転車でチャリンチャリンみたいな感じでしたけど、上海は、バイク。しかも、電気バイクなんですよ、エンジンじゃなくて。だから音が全然しない。けど、ヘルメットはかぶってないし、2人乗り3人乗りも普通で。みんな自由に走り回ってすごいなって思いますけど、逆に日本がちょっと特殊なのかなとも思って。そこは自分が日本的な人間だから余計に思います(笑)。

(笑)1930年代の上海にあるジャズクラブが主な舞台となっていますが、2017年の近代化された上海に何か通じるものはありました?




歴史ってやっぱり繋がってるんだと感じましたね。モチーフとはいえ近衛文隆=〈清隆〉は、たかだか80年前に実際に上海で恋に落ちる……その現地の空気を肌で感じられたっていうだけでも大きかったなと思います。


では、稽古の現場はどんな雰囲気ですか。




キャストはうちの事務所のメンバーが多く、客演は、マイコさんとか数人の方だけなんです。最初は、先輩ばかりで緊張するかなと思ったんですが、知ってる人だらけっていうのは居心地がいいもので(笑)。あらたにコミュニケーションというか、環境を作る心配もないですし。先輩方がやさしく気を遣ってくださっているのかもしれないですけど(笑)、居心地のいい稽古場だなと思ってます。

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“萤之光”这把钥匙,打开了一扇名为“藤木直人”的门!

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音楽劇「魔都夜曲」 マイコ、魅惑のヒロイン演じる楽しみ

日中戦争突入前、中国・上海の共同租界で繰り広げられる人間模様を描く舞台「魔都夜曲」(マキノノゾミ作・河原雅彦演出)が7日、開幕する。中国人の父と日本人の母を持つヒロイン役を、女優、マイコ(32)が華やかに演じる。

舞台は1930年代、仏や英、米、日本など列強の租界地として、エキゾチズムあふれる上海。暴漢に追われる白河清隆(藤木直人)と、周志強(チョウ・チーチャン、小西遼生)、周紅花(チョウ・ホンファ、マイコ)の3人は、なぜか警官に連行され、留置場で話すうち意気投合する…。
 「とてもスケールの大きな物語。複雑で混沌とした時代背景の中で、生きるエネルギーを感じます」
 マイコ演じる紅花は、「日本人の奥ゆかしさや繊細さと、上海で育ったエネルギッシュさを持ち合わせた女性」といい、公家の血を引き、諸国を遊学する主人公・清隆は次第に心引かれていく。
 紅花と志強には「ある秘密」があり、「繊細さをしっかりつかんでいないとブレてしまう。簡単には演じられない役」と気を引き締める。
 純情さと自由奔放さが共存し、心中に葛藤を持つという難しい役どころ。だが、台本を読んだ時点では分からなかった部分が「立ち稽古をしてみて『こういうことだったのか』とストンと落ちる瞬間があった」と手応えを感じているようだ。
 「ブレずにいてくださるので助かっている」という清隆役・藤木の演技に感謝しつつ、その魅力に「紅花が引かれるのも分かる」と笑う。
 志強役の小西とは3度目の共演。「本当のお兄さんみたいで、教えられることも多い」とか。
 さまざまな人との出会いの場として登場する仏租界のクラブ「ル・パシフィーク」では、歌唱場面が多数出てくる。「素晴らしい歌声の持ち主ばかり。聴いていて幸せ」と話すマイコ自身も歌声を披露する。「緊張するけど、きれいに歌い上げるミュージカルではない。感情を大切にして歌えたら」
 中国語のせりふもあり、苦労しているが、「ただのラブストーリーではなく、時代の光と影を描いていて、私自身も観客として見てみたい作品」と自信を見せる。
 
消息来源:http://www.sankei.com/smp/entertainments/news/170701/ent1707010008-s1.html
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an an NEWS

藤木直人「もともと緊張しぃで、突発的なハプニングに弱い」

2017.7.1

ドラマ『母になる』での不器用な理系男子っぷりが話題となった藤木直人さん。前クールの『嘘の戦争』では主人公と対立するエリートを、昨年ヒットした『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』 では毒舌な恋愛マスターと、本人のスマートで二枚目というイメージとは少しズレた癖のある役が続いている。



「僕自身、中身がまるで二枚目じゃないので、逆にストレートな二枚目を演じることのほうが難しいのかもしれません。癖のある役をいただくことが増えたのも、僕自身に周りの人たちが物足りなさを感じているからなのかも…なんて思ったり(笑)。ただ、それを面白がってくださる方がいるのは素直にありがたいなと思っています」
その藤木さんが、今度は“魔都”と称されたかつての上海に降り立つ。第二次世界大戦前夜を舞台にした音楽劇『魔都夜曲』で演じるのは、諸国遊学後、上海に赴任した御曹司。世情が大きく変わろうとする時代に、中国と日本、両方の血を受けた女性・紅花と知り合い、恋に落ちる。
「当時、実際にあった出来事がモチーフになっています。80年前というと、ついこの間というほどではないけれど、それほど昔でもない時代なわけですよね。そんな時代にギリギリのところで生き、上海の女性と激しい恋をした人がいたんだと思うだけで、とても興味深いですよね」
舞台出演はこれが4作目となるけれど、「いまだに、自分がそこに立っている想像がつかない」と苦笑い。
「テレビドラマを中心にやってきた僕からすると、撮り直しがきかない世界で、2時間…作品によっては4時間近くほぼノンストップで演じ続けるなんて…。何かで集中が途切れて我に返った瞬間、セリフが全部飛ぶんじゃないかと、想像しただけで緊張します。怖いですよね」



本人はそんなふうに言うけれど、出演2作目となった舞台『海辺のカフカ』では、蜷川幸雄さんの演出を受け、海外公演も経験している。次の『尺には尺を』は、公演直前に蜷川さんが亡くなり、直接の演出を受けることはなかったけれど、いわば“蜷川組”の一員でもあるわけだ。
「たしかにそう言われるとそうなんですが、当時、蜷川さんは僕にとても気を使ってくださって、厳しく稽古をされることもなかったんです。ただ、次々と繰り出されるアイデアを、その場ですぐ形にしていく蜷川組の方々と一緒にやらせていただいて身についたものはあると思います。その経験に恥じないよう頑張らなければとは思っています」
なんと『~カフカ』のNY公演では、一瞬セリフが出てこなくなるという冷や汗ものの経験もしたとか。
「僕は基本、ドラマの現場であっても、間違えたくないし、焦りたくないんで、セリフは事前に全部入れています。それは、もともと緊張しぃで、突発的なハプニングに弱いからなんですが(笑)。過去の作品で、ある俳優さんが2ページ以上もセリフを飛ばした日があったんです。でも、慌てずそれっぽいセリフで繋ぐリカバーが素晴らしかった。あの舞台度胸はぜひ見習いたいと思います」ふじき・なおひと 俳優として数々のドラマや映画に出演する傍ら、’99年からは歌手活動もおこなっている。7月にシングル『Speed★Star』をリリースし、全国ツアーも控える。

カーディガン¥16,000(オムニゴッド/オムニゴッド代官山 TEL:03・5457・3625) カットソー¥10,000(ミュラー&ブロス/ナッ プTEL:0867・34・1117) パンツ¥11,000(ステュディオス/ステュディオス 原宿本店 TEL:03・6712・6851)
清隆(藤木)は、遊学中に降り立った上海の地で、志強(小西)と紅花(マイコ)の兄妹と知り合う。しかし、ふたりにはある秘密があった。そんな彼らに歴史の波が押し寄せる。7月7日(金)~29日(土) 渋谷・Bunkamura シアターコクーン 作/マキノノゾミ 演出/河原雅彦 出演/藤木直人、マイコ、小西遼生、壮一帆、松下洸平、山西惇、村井國夫、橋本さとしほか プレミアムシート1万5000円 S席1万1000円 A席8500円 コクーンシート5000円*すべて税込み キューブ TEL:03・5485・2252(月~土曜12:00~18:00) 愛知、大阪公演あり。
※『anan』2017年7月5日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・古田ひろひこ ヘア&メイク・大渡八千代 インタビュー、文・望月リサ
(by anan編集部)

消息来源:http://ananweb.jp/news/117718/?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
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藤木直人のジャンプに『魔都夜曲』稽古場が笑顔























1930年代の中国・上海を舞台に、激動の時代に秘められた恋と人間模様をマキノノゾミが描き出すオリジナル音楽劇『魔都夜曲』。7月7日(金)の東京公演初日を約3週間後に控えた稽古場を訪れると、演出を手がける河原雅彦のもと、主演の藤木直人らキャストが丁寧な稽古を繰り広げていた。

物語は、暴漢の代わりに警官に連行された主人公の日本人青年・白河清隆(藤木)と、中国人の兄妹・周志強(小西遼生)と周紅花(マイコ)の出会いから始まる。この日、稽古がつけられたのは3人が出会った直後の場面。清隆の住むアパートの応接室で、医師・西岡(村井國夫)から傷の手当てを受けるシーンだ。

日本政府の要人を父に持つ御曹司で遊学中の身でありながら、送金を全て遊興に使ってしまう清隆。そんな屈託のない奔放なキャラクターを、藤木は明るく豊かな表情と大きな動きで造形する。特に目付け役である外交官・籾田(山西惇)の説教に対して、自ら「ソファの背もたれを飛び越えて正座してみるとか?」と提案し実際にジャンプ。見事に着地してみせると、稽古場全体に和やかな笑いが。河原も「チャーミングですね」と笑顔でうなずいた。

細かな修正を重ねながらブラッシュアップを図る河原は、演出席を離れキャストの前で自ら演じてみせることも。こだわっていたのは、登場人物の感情や行動の“必然性”。「今の演技では芽衣(春風ひとみ)が上機嫌になる理由がわからない。相手を動かし感情に作用するにはどうしたらいいか考えると、おのずと取るべき動きの分量や大きさが決まってくる」と指示を投げかけ、キャストに最善策を探らせた。これにすぐさま反応したのが、兄妹役の小西とマイコ。2014年と2016年に上演された『ガラスの仮面』に出演し、同じチームで作品づくりに携わってきた2人は、本作でも息がぴったり。ベテラン勢の山西や村井もすかさず応戦すると、ぐっと魅力あるシーンに変化していく。

さらに歌唱シーンの稽古では、キャスト達が伸びやかな歌声を聞かせた。本作には列強の共同租界地であった異国情緒あふれる上海にふさわしく、唱歌やジャズなど多彩なナンバーが登場。バンドの生演奏が舞台に華を添えるという。やがて恋に落ちる清隆と紅花をはじめ、音楽がどのように人間模様を彩るのか、劇場で確かめよう。

東京公演は7月29日(土)までシアターコクーンにて上演。その後、8月5日(土)・6日(日)に愛知、8月9日(水)から13日(日)まで大阪に巡演する。チケット発売中。

取材・文:岡山朋代

消息来源:http://ticket-news.pia.jp/pia/news.do?newsCd=201706270000
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謝貓姐。
綵排緊密中,還有半個月。

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藤木直人、マイコ、小西遼生らが1930年代の上海を華やかに描く!音楽劇『魔都夜曲』稽古場レポート

エンタステージ NEWS 2017.06.27



2017年7月7日(金)、東京・Bunkamuraシアターコクーンにて、音楽劇『魔都夜曲』が開幕する。本作は、JAZZの調べと硝煙渦巻く1939年の“魔都”上海に降り立った一人の貴公子を主人公に、彼を待ち受ける美女やデスペラードたちとの物語を描いたオリジナル音楽劇。その本番を間近に控えた6月中旬、都内の稽古場を取材した。
(以下、記事内で一部配役、ストーリーに触れています)



稽古場に足を踏み入れると、主人公・白河清隆役の藤木直人、ヒロイン・周紅花(チョウ・ホンファ)役のマイコ、紅花の兄・周志強(チョウ・チーチャン)役の小西遼生、さらに、春風ひとみ、山西惇、村井國夫、吉岡麻由子といった演劇界の実力派俳優たちの姿が見える。稽古開始前から、藤木と村井がセリフを合わせながらお互いの演技を確認し合うなど自主練を行っており、稽古に向けての準備に余念が無い。また、中国人を演じるマイコらが中国語のセリフを練習している姿が、1939年の上海を舞台とした作品ならではと印象的だった。



演出は、大劇場からライブハウス公演まで幅広いジャンルの公演を手掛け、華やかさとエッジの効いた演出で人気を博す河原雅彦。稽古開始まで、河原はスタッフと模型を用いて舞台美術について入念な打合せを行っていた。一つの打合せが終わっても、衣装や小道具のスタッフが次々と入れ替わりに河原と話し合いを行う。本番を間近に控えたスタッフたちの緊張感がこちらにも伝わってくる。
舞台上のソファーが今回の稽古から本番用に変わったらしく、藤木は今まで稽古していたソファーを跳び越えるアクションが可能かどうか、河原たちとチェック。小道具の変更に対して藤木が、跳び越えた後に正座で座るというアイデアを披露すると、見守るキャストたちから笑いが起こり、村井から「今のカワイイ」との一言も。河原も「チャーミングに見えるね」と頷き、予期せぬ事に対しても、キャストやスタッフたちが柔軟な対応で即座に乗り越えていく姿に感心させられる。



そして、いよいよ稽古が開始。最初に行われたのは序盤の通し稽古。白河が、暴漢に襲われていた志強と紅花を助けた翌日、アパートの応接室で医師の西岡(村井)と看護師(吉岡)に手当を受けている場面だ。



白河は、近衛文麿首相の息子であり秘書官を務めた近衛文隆という実在の人物からインスピレーションを得て生まれた主人公。諸国を遊学し音楽や絵など芸術に親しんできたが、今は日本からの送金を全て遊興に使う自堕落な生活を送っている。しかし、白河は明朗快活で屈託がないところが魅力的な青年。そんな白河を、藤木が繊細な演技力と凛とした佇まいと共に、屈託のなさをあふれ出る笑顔で表現。映像から舞台まで活躍の幅を広げ、今まさに充実期を迎えている俳優・藤木直人の魅力がいかんなく発揮される役柄だ。
その白河を取り巻くアパートの管理人・芽衣を演じる春風と外交官の籾田を演じる山西のコミカルさや、圧倒的な存在感を醸し出す村井というベテラン陣の演技にも注目させられる。

序盤の通し稽古が終わると、河原から「(会話の間に)1つ音が欲しいね」「細かいところのシーンの切り替わりがハッキリしていけば、自然と良いテンポになるから」「全体の中でのリズムとか細かいことが大事だから、そこは目指して」といった、台本には表現されないような相づちなどの音についてへの細かな演出が行われていく。間やテンポをより良くするための細心の注意を払う河原の演出により、本番で彼らの芝居がどのような進化を遂げるのか楽しみだ。



続いて、別のシーンの稽古へ。その際に、河原から、当日稽古場にマイコの密着TVカメラが入っていたため、「取材のカメラは主にマイコさんを狙っていますが、マイコさんが出ていないところも精一杯やってください」という冗談を交えた指示が飛び、稽古場が笑いに包まれる。和やかで和気あいあいとしたやり取りに、カンパニーの雰囲気の良さを感じた。



このシーンは、紅花と志強が、風邪で寝込んでいる白河を見舞いに来る場面。ここでは、2017年ミュージカル『フランケンシュタイン』の怪物・アンリ役で、歌唱力とその美しき怪物ぶりが好評を得た小西が、志強として、白河と国を越えた熱い男の友情を演じる。特に、藤木と小西が語り合うシーンでは、二人のハードボイルドな渋い男の格好良さに目が釘付けになる。



そして、美貌とに上品さ、迫力を兼ね備えた演技力は、演劇界の次世代スターの呼び声も高いマイコ。白河と紅花が思いを寄せ合い、惹かれあっていく場面では、清楚な外見ながら、何をしでかすかわからない自由奔放な性格の持ち主である紅花を、マイコが鮮烈に、そしてどこか初々しい印象を与えながら演じていた。



1930年代上海のジャズクラブを舞台に、歴史に秘められた恋と濃密な人間ドラマが、本番では生のジャズバンド演奏が加わることで、さらに華やかに、そしてドラマティックに描き出されるという。本番への期待が高まる稽古場であった。

音楽劇『魔都夜曲』は7月7日(金)から7月29日(土)まで、東京・Bunkamuraシアターコクーンにて上演される。その後、愛知、大阪を巡演。日程は以下のとおり。

【東京公演】7月7日(金)~7月29日(土) Bunkamura シアターコクーン
【愛知公演】8月5日(土)・8月6日(日) 刈谷市総合文化センター アイリス
【大阪公演】8月9日(水)~8月13日(日)  サンケイホールブリーゼ

(取材・文・撮影/櫻井宏充)

(文/エンタステージ編集部)


消息来源:http://enterstage.jp/sp/news/2017/06/007422.html

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役作りへの準備は万端! 気合い十分で挑む初の音楽劇

2017/06/23 12:04


藤木直人




取材・文/塩谷真奈美(サンケイリビング新聞社)、撮影/吉原朱美、ヘアメイク/大渡八千代、スタイリスト/古田ひろひこ(chelseafilms)



1939年の上海を舞台にした音楽劇「魔都夜曲」で主役を務める藤木直人さん。異国の地で激動の時代を生きる日本人男性・白河清隆を演じる。

取材や撮影などで先日上海に行ってきたんですが、近代化が進む一方で古い建築も残っていて、興味深かったですね。役のモデルである実在の人物・近衛文隆が、国を超えた恋愛に身を投じた当時の雰囲気が肌で感じられ、役作りに役立ちそうです」と気合い十分。

  音楽劇ということで、ミュージシャンでもある藤木さんが楽しみにしているのは、本格的なジャズの生演奏と、その音楽が作り上げる世界観の中で演じられること。そしてジャズミュージシャンらと交流できることなのだとか。「ジャンルの違う音楽をやっている僕にとって、ジャズのイメージは“大人”。ジャズコードはひいたことがありますが難しい。そんな音楽のプロを間近に見て関われることに今からわくわくしています」

   大学在学中に芸能界デビューした藤木さん。最近の変化を問うと「ここ数年、プライベートで電車に乗ることが増えています。都内で舞台を見たり、その後食事に行くときなどは、車よりも電車が便利。久々に乗り始めたころには、改札周りの変化に戸惑ったり、目的地までの所要時間の短さに感動したり。便利に使うだけでなく、子どもと一緒に、駅を巡るスタンプラリーをやったことも(笑)」と、俳優として、また家庭では父として過ごす日々の様子を教えてくれた。

  久々の舞台、初の音楽劇への挑戦となる今作のほか、7月19日(水)にシングルCDを発売、9月7日(木)からは、ステージとの距離が近く、より白熱すること受け合いのライブハウスツアーも。テレビで見るのとは違う、別の顔の魅力を楽しみたい。




「魔都夜曲」は7/7(金)~29( 土)、Bunkamura シアターコクーンで上演
期間限定!特別価格でチケットを発売中
購入はチケットファン
※藤木直人さん動画インタビューはBUTAKOMEでチェック!

PROFILE
ふじきなおひと。1972年、千葉県生まれ。1995年東映映画「花より男子」の花沢類役でデビュー。以来、数々のテレビドラマや映画に出演。2008年に「冬の絵空」で初舞台を踏む


消息来源:http://oedo.living.jp/lifestyle/13899/

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地鐵免費報無緣拎,可惜。
謝貓姐消息。

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本帖最后由 北京猫 于 2017-6-22 20:00 编辑




プロフェッショナルの肖像 「 PRO-FILE」 藤木直人
国境を超える、秘められた恋の行方

metropolitana.tokyo [メトロポリターナトーキョー]
Stage, CULTURE2017.06.22

     俳優として、ミュージシャンとして、ときにはTV番組のMCとして…さまざまな顔をもちながら、活躍の幅を広げ続ける、藤木直人。近年では蜷川幸雄演出の『海辺のカフカ』、『尺には尺を』に出演するなど、舞台俳優としてもますます勢いにのっている。そんな彼の主演舞台音楽劇『魔都夜曲』が、7月に上演される。藤木にとっては初の音楽劇。まだ稽古前だという彼に、舞台への意気込みを聞いた。
 「今回は音楽劇ということで、上海のジャズクラブが舞台上に再現されます。歌や踊りに長けたキャストもたくさん出演するので、きっとドラマチックで華やかな舞台になると思います」
 物語の舞台は、1930年代の上海。フランスやイギリス、アメリカ、日本などから来た多くの外国人が行き交う、激動の時代まっただなかの租界地で、秘められた恋が描かれる。恋に落ちるのは藤木が演じる主人公・白河清隆と、演劇界で次世代の担い手として呼び声高い女優・マイコが演じるヒロイン・周紅花だ。白河は公家の血を引き、日本政府の要を担う父をもつ貴公子、紅花は中国人の父と日本人の母をもつ、秘密めいた女性。第二次世界大戦前夜、さまざまな思惑が渦巻く混沌とした状況のなかで生まれる2人の恋を、藤木はこう話す。
 「舞台となっている1930年代の上海は、今よりもずっと情報や通信手段が少なく、世界情勢も緊迫した時代。いろんな人たちがそれぞれの正義を信じて戦っていた状況のなか、自分たちの信念を超え、国境を超え、大きな障害を乗り越える愛というのは、今の時代の恋愛とは少し違う意味合いや質をもっていると思います」
 その一方で、人が恋に落ちたときの燃え上がるような感情は、いつの時代も変わらないのだと感じたそう。魔都・上海の街で、一体どのようなドラマが待っているのか。「白河は今まで演じてこなかったような、自由奔放で快活なキャラクター」と語る藤木。彼が演じる貴公子の一世一代の恋愛模様を、しっかり見届けたい。

ふじき なおひと
1972年7月19日、岡山県生まれ。早稲田大学卒業。在学中に映画『花より男子』の花沢類役に抜擢され、1995年俳優デビュー。並行して音楽活動もスタートし、1999年にCDデビュー。映画、ドラマ、舞台、音楽、司会など、多岐にわたり精力的に活躍中



cube 20th. presents 音楽劇『魔都夜曲』

7月7日(金)〜29日(土)までBunkamuraシアターコクーンにて上演。8月より愛知、大阪へ巡回予定。作:マキノノゾミ 演出:河原雅彦 出演:藤木直人/マイコ/小西遼生ほか

消息来源:https://metropolitana.tokyo/ja/archive/pro-file_1706
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【マンガ】

『南京路に花吹雪』森川久美
日本人の父と中国人の母を持つ黄子満と、彼を取り巻く人々が昭和初期の上海で時代の光と影を感じながら時代の渦に巻き込まれていく姿を描く。

『虹色のトロツキー』安彦良和
日本人と蒙古人の間に生まれ、何者かに両親を殺され、自身の記憶をもなくしたウムボルトが運命に翻弄されながら懸命に生きようとする物語。実在の人物、レフ・トロツキーやノモンハン事件などがベースになっている。

『虹のナターシャ』大和和紀
昭和初期。上海で生き、日露ハーフの娘であり歌姫・ナターシャが愛と運命に翻弄されるドラマティックストーリー。宝塚歌劇団によって舞台化もされている。







【小説】

『上海リリー』(胡桃沢耕史)
二人の日本人は上海リリーという謎の女に出会う。スパイ、暗殺団、国と国のダイナミックな駆け引き…加速する冒険活劇の先に見えてくる人間模様とは?

『男装の麗人』(村松梢風)
「東洋のマタ・ハリ」こと川島芳子を取材し、その内容を小説化。後日この内容が漢奸裁判の証拠として扱われることになり、川島を死刑に追い込んだ、と非難される。ちなみに村松梢風は1923年に、上海に渡航し、その魅力にとりつかれ滞在。エッセイ「魔都」で初めて上海を「魔都」と表現した作家。なお、作家村松友視は彼の孫にあたる。

『夢顔さんによろしく 最後の貴公子・近衛文隆の生涯』(西木正明)
ミュージカル『異国の丘』の原作であり、また『魔都夜曲』の主人公のモデルでもある、近衛文隆の生涯を追ったノンフィクション小説。前半ではアメリカ留学、そして上海で出会った鄭蘋茹との激愛が、後半はシベリアでの抑留について書かれている。

『ジョーカーゲーム』(柳広司)
昭和12年、日本にスパイ養成学校「D機関」が設立され、そこから輩出されたスパイが、国内外問わず様々な場所で諜報活動を行う……という短編ミステリー小説。「魔都」とタイトルが付いた短編が上海を舞台としている。後に映画化、さらにはテレビアニメ化もされている。







公演情報


6月20日(火)日本テレビ系「ヒルナンデス!」(11:55〜13:55)に藤木直人がスタジオゲストで生放送出演!

cube 20th presents 音楽劇『魔都夜曲』(まとやきょく)」

■作:マキノノゾミ
■演出:河原雅彦
■出演:
藤木直人 マイコ 小西遼生 壮 一帆 松下洸平 秋 夢乃
高嶋菜七(東京パフォーマンスドール) 浜崎香帆(東京パフォーマンスドール)
中谷優心 キッド咲麗花(TPD DASH!!) 村上貴亮 吉岡麻由子 前田悟 板倉チヒロ
田鍋謙一郎 奥田達士 コング桑田 春風ひとみ 山西惇 村井國夫 橋本さとし


<東京公演>
■日時:2017年7月7日(金)~29日(土)
■会場:Bunkamura シアターコクーン
■チケット料金:プレミアムシート 15,000円 S席 11,000円 A席 8,500円 コクーンシート 5,000円(全席指定、税込)
  

<愛知公演>
■日時:2017年8月5日(土)・6日(日)
■会場:刈谷市総合文化センター アイリス
■チケット料金:プレミアムシート 15,000円 S席 11,000円 A席 8,500円(全席指定、税込)
  

<大阪公演>
■日時:2017年8月9日(水)~13日(日)
■会場:サンケイホールブリーゼ
■チケット料金:プレミアムシート 15,000円 S席 11,000円 A席 8,500円 ブリーゼシート 5,000円(全席指定、税込)
  

※プレミアムシートは前方限定、オリジナルお土産(当日お渡し予定)をお付けいたします
■企画・製作 株式会社キューブ
■キューブ公式サイト https://cube-s.wixsite.com/matoyakyoku
  



SPICER
森宮一星
フリーライター・プランナー

学生時代はバックパッカー経験を活かして旅行記を執筆。出版社退職後、音楽、映画、演劇など、好きなことをゆるゆると書く仕事をしています。インタビューも。

消息来源:http://spice.eplus.jp/articles/128017
“萤之光”这把钥匙,打开了一扇名为“藤木直人”的门!

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