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柴田竹虎(小池徹平)は、落合建夫(橋爪遼)の胸元に差してあった「鬼神が復讐の裁きを下す」というメッセージを手にする。するとそこへ、新庄徹(宮川大輔)が来て竹虎に疑いの目を向ける。

竹虎が鬼神のメッセージを見せても新庄は信じず、結局、警察に連行されることに。そのとき、竹虎は落合の側に羽根が落ちているのに気づく。拾いあげて見た竹虎の脳裏に、ある思いがよぎる。
  同じ頃、竹虎が落合殺害の容疑者になったという報せが、藤木小次郎(藤木直人)、千葉さくら(真矢みき)に届く。

警察に向かうパトカーの中で竹虎は、新庄から小次郎が白豚(塚地武雅)の傷害事件の事情聴取で拘留されていること、さくらも竹虎の少年刑務所への潜入の責任を取って拘束されていることを聞く。
そんなとき、新庄が路上にいる宝生美月(大後寿々花)に気づく。
竹虎も見ると、頭に鈍い痛みが走り、美月の体に死神の手がまとわりついているのが見える。そこへ、竹虎の携帯に本牧高校の楠木裕二(川野直輝)から、「鬼神メール」が届いたと連絡が入る。メールには、今夜7時23分に鬼神が美月に死の制裁を下すと書かれているという。

すると、突然、新庄が竹虎の携帯を取り上げ、そこについている羽根のストラップが落合殺害の現場に落ちていたものと同じだと指摘。竹虎は、新庄から携帯を奪うとパトカーを飛び出し、走り出す。

横浜みなみ署に戻った新庄は、常盤遼子(井上和香)に竹虎を取り逃がしたことを責められるが、竹虎が落合を殺害した決定的な証拠だと言って羽根を見せる。遼子は改めて竹虎を確保するように新庄に指示を出す。

古着店に戻るが刑事らが張り込んでいて中に入れない竹虎は、物陰に隠れて携帯を取り出す。そこについた羽根は、白豚が作ったオリジナルで竹虎、美月、小次郎、白豚、さくら、そして、鮎川環(南明奈)に渡されたものだった。その6人の誰が落合を殺害したのか。


竹虎は思いを巡らせながら、追ってくる警察から逃げ続ける。そんなとき、へルタースケルターの宇崎亨(聡太郎)に声をかけられ、竹虎は宇崎とともに本牧高校へやってくる。

教室には、楠木、武良広海(鈴木亮平)、町田リカ(末永遥)、金沢岳(三浦涼介)、毛利文明(倉貫匡弘)が、竹虎に協力しようと集まっていた。パソコンを開いた毛利は、今夜7時23分に鬼神サイトを見ろと鬼神からメールが来ていたと教える。鬼神は、美月を殺すところをリアルタイムで配信するつもりなのではないかと、生徒たちに緊張が走る。そんなとき、竹虎に小次郎から連絡が入る。さくらの尽力で釈放されたという小次郎は、やがて竹虎と合流。ふたりは、真なる鬼神の正体をたどるため、半年前に起こった最初の鬼神事件を手がかりにする。事件が竹虎が勤務していた交番の近くで起こっていたと知ったふたりは、交番にやってくる。

早速、竹虎が当時の勤務日誌をめくると、半年前に堀田佳史という男性がヘルメット集団に襲われたとの記述があった。堀田という名前に覚えがない竹虎に、元上司・木下満男(今田耕司)はそれは偽名で聴取の途中で逃げ出した奇妙な男だったと話す。そして、男の特徴を似顔絵にし始める。そんなところへ、南原貫太郎(内田滋)が警官隊を率いてやってきて、竹虎と小次郎に交番から出てくるように告げる。予告された美月の殺害時間まで1時間を切り説明していられない竹虎は、小次郎が南原を引き付けている隙に完成した似顔絵を持って走り出す。そして、堀田の事件の調書に書かれていたベイホールに向かうべく、協力を買って出た環が運転するミニパトに乗り込んだ……と思いきや、運転席にいたのは新庄で竹虎を警察署に連行するという。それを聞いた竹虎は、美月に死の危険が迫っていると繰り返し訴え、とにかくホールへ向かってほしいと懇願する。

そして、7時23分――。
ベイホールにたどり着いた竹虎は、ひとりステージ上にいる美月を見つけると、「君が本当の鬼神だったんだね」と、美月に語りかける。半年前の7時23分、ベイホールで堀田が襲われたとき、鬼神が誕生したのだ。実は、堀田は美月の義父・宝生光彦(近江谷太朗)で、光彦から虐待を受けていた美月が鬼神というシステムを考え高校生たちに光彦を襲わせたのだ。しかし、覚せい剤を使っていた光彦は、事件を表ざたにすることはなかった。美月は、光彦への制裁が済んだ時点で鬼神を封印するはずだったが、3ヵ月後に本牧高校の河東学人(大東俊介)が鬼神を名乗って犯罪を重ねたりと、思わぬ形で鬼神の影響が出てしまった。それに心を痛めた美月は、自分が鬼神であることを告白、みんなの前で自殺をすることで、鬼神を終わらせようとしたのだろう――。そんな竹虎の推理を、美月は肯定する。竹虎は、落合の殺害現場に落ちていた羽根を見た時点では疑っていなかったが、半年前の事件を知り、さらに、白豚のパソコンから鬼神メールを出した痕跡を見つけたときには、それが美月が正体をわからせるためにわざと残したものだと思い、落合殺害を含めて、美月が犯人だと確信したと話す。







犯行の動機を尋ねる竹虎に美月は、竹虎らと出会い楽しい毎日を過ごしていても、自分の中に出来てしまった闇は消えることはなく、光を知れば知るほど辛かったと心情を吐露。そして、父親に覚せい剤を売ったことで自分に闇を作った落合が許せずに殺したと、落合殺しも自供する。
すると、そこに小次郎が現れて、落合を殺したのは自分たちのためだろうと言う。美月は否定するが、小次郎は以前、落合がこの世から消えない限り幸せはやってこないと美月に話していたのだ。それを聞いて、落合殺しを思い立ったのだろうと言うのだ。

ところが美月は、竹虎と小次郎に銃を突き付け、自分ひとりで死なせてくれと懇願。小次郎の必死の説得にも銃を下ろそうとしない。
小次郎は竹虎に、美月に声をかけろと言うが竹虎は無言のまま、美月に一歩ずつにじり寄っていく――その目からは、涙が零れ落ちている。それ以上、近づいたら本当に撃つ、という美月にも動じず近づいていく竹虎。そして、いよいよ銃口が竹虎の体に触れると、やがて美月は脱力したように力なく銃を落とす。

そんな美月を竹虎は抱きしめると、「やり直そう」と静かに、しかし力強い声で言う。竹虎の目にも、美月の目にも熱い涙が流れる――。

その後、やってきたさくらが、美月を竹虎とともに連行する。竹虎たちを送るのが最後の仕事でよかったと言うさくら。さくらは、一連の事件の責任を負って箱根署への異動が決まったのだ。

警察への移動中、さくらのパトカーの横を、白豚を乗せた小次郎のバイクが並走する。美月の脳裏には、小次郎たちとの楽しい日々が蘇る。

後日、横浜みなみ署の新庄に、竹虎らとおそろいの羽根付きストラップが届けられる。いぶかしがる新庄だが、最後の最後で「暑苦しい刑事になりたかった」と思いを明かし、竹虎たちを助けてくれた――そのお礼に届けられたものだった。そこへ、環らが来て、竹虎の復職が決まったらしいと歓声をあげる。南原曰く、遼子がいろいろと骨を折ってくれたおかげで、お咎めもないという。

その頃、竹虎は雨の中パトロールに出た繁華街の路地裏で、若者に絡まれ、金を無心されていた。またしても、中学生に間違えられたのかと切なくなる竹虎に、若者は「高校生だろ?」と反論。その答えに、竹虎はうれしそうな顔を見せ――。

夏天就是干物女的季节啊~~~

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柴田竹虎(小池徹平)は、少年刑務所の服役囚・伊能孝義(姜暢雄)らの脱獄計画について明かされる。伊能らは脱獄後、落合建夫(橋爪遼)と会う段取りになっているとも話し、結局、竹虎も計画に参加することに。
その頃、宝生美月(大後寿々花)と鮎川環(南明奈)は、一命は取り留めたものの意識が戻らない白豚(塚地武雅)の病室にいた。

また、藤木小次郎(藤木直人)は、千葉さくら(真矢みき)から白豚の事件についての事情聴取を受けるが、落合の犯行を裏付ける証拠がなく、いらだちを隠せない。
 そんな中、竹虎は河東学人(大東俊介)から、伊能が「鬼神」かもしれないと聞かされる。河東は「鬼神」として捕まったが、実は河東が名乗る前から「鬼神」は存在しており、そのオリジナルが伊能かもしれないというのだ。

 同じ日の夕方、伊能らは明日決行する脱獄について話し合っていた。そんな折、看守から明後日の予定だった外壁の工事が明日に変更になったと聞かされる。工事が入れば、壁に開けた脱獄用の穴が見つかってしまう。となれば、今夜決行するしかない。しかし、外塀を乗り越えるために必要なカマは、明日の農作業中に盗む手はずとなっている。そこで、食中毒を装い医務室に運ばれた竹虎と若林(杉浦太雄)が、カマの代用品を物色。竹虎が代用品を見つけ部屋に持ち帰る。



そして深夜、看守の目を盗んで竹虎らは5人で脱獄をはじめるが、途中で伊能が裏切り、竹虎を除く3名が見つかってしまう。伊能は、最初から大人数での脱出は不可能だと思っていたのだ。そして、唯一、利用価値があると感じた竹虎を連れて塀の外へ。ふたりは、落合が話していたトラックの休憩所に急ぐが、停まっているはずのトラックが一台もなかった。これでは移動することができない、伊能が困惑したとき、竹虎が足元に落ちている100円を見つける。早速、それで小次郎に電話をかけ、迎えに来てくれるように頼む。そしてふたりは、落合との合流場所の手がかりが隠してあるという廃ビルを物色し、落合の居場所が書かれたメモを見つける。


翌朝、竹虎は迎えに来た小次郎との再会を果たす。すると、そこに新庄徹(宮川大輔)が南原貫太郎(内田滋)を連れて現れ、竹虎を脱獄犯だと言い手錠をかけようとする。それを小次郎が体を張って阻止、その間に、竹虎と伊能は小次郎が乗ってきた車で落合の元へ急ぐ。
 
車中、竹虎は伊能から落合らが企てている計画について聞く。東京タワーを占拠しテレビの電波をジャックして、政治家、警察、医者、教師など人格者と呼ばれる者たちがいかに国を汚しているかを暴こうとしているという。落合はそれらの情報を得るために、覚せい剤や売春できっかけをつくり各方面にパイプを作ってきたというのだ。

そんな中、竹虎は伊能の要求でかつて道場だったという伊能の実家に立ち寄る。もとは立派な道場だったが、師範の息子である伊能が連続殺人を犯したため廃業となったのだ。そんな荒れた道場に入ると伊能は置き去りになっていた刀をつかみ、それで落合を殺すと息巻く。実は、「誰も信じられない世界を作る」計画は伊能が企てたものだが、いつの間にか落合が発案者のように振る舞い、伊能の仲間を引き抜いて実行に移そうしているのが気に入らないというのだ。竹虎は、その計画自体が愚かなことだと言い、伊能を引きとめようとするが聞かず、刀を抜いて竹虎に向かい構える。自分や落合は、人間ではなく狂気にとらわれた化け物だといいながら、切りつけようとする伊能。竹虎も竹刀で応戦するが、激しく向かってくる伊能の刃に押されてしまう。それでも、一歩も引かずに更生するように訴え続ける竹虎。そのうち、少しずつ伊能の心は動いていき、ついには、観念する。
竹虎は、伊能を自首させるため千葉さくらに電話をかける。ところが、さくらの携帯を取ったのは神奈川県警の常盤遼子(井上和香)だった。さくらは、違法捜査を敢行したとの理由から係長の任を外され身柄を拘束されていたのだ。電話の相手がさくらだと信じている竹虎は、遼子に伊能がいる道場の場所を教え、迎えにくるように告げる。遼子は竹虎も拘束すべく、すぐに刑事に指示を出す。すると、その隙にさくらは遼子から携帯を奪い、竹虎に逃げろと告げる。

さくらの言葉を不審に思いながらも、竹虎は伊能を道場に残し落合のいる場所へと急ぐ。

同じ頃、美月は古着店に、小次郎は拘置所に、そして白豚は意識が戻らぬまま病院のベッドの上にいた。

落合がいるという場所は、無機質なビルだった。竹虎は慎重に進んでいき、部屋に行き着く。そして、ドアを開けて中に入ると、ソファの背中が見え、そこに落合がいるのがわかった。「落合くん…」と声をかけて竹虎は回り込むが、あろうことか、落合の胸にはナイフが突き刺さりすでに息絶えていた。驚愕する竹虎だったが、落合のジャケットの胸元に紙が差し込まれているのに気づく。それを取って見ると「鬼神が復讐の裁きを下す」と書かれていた。「本当の鬼神は別にいる」と言った河東の言葉が、竹虎の脳裏をよぎる――。すると、そこへ新庄が現れ……。

夏天就是干物女的季节啊~~~

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柴田竹虎(小池徹平)は、千葉さくら(真矢みき)と対峙すると、落合建夫(橋爪遼)が事件を起こす目的は「誰も信じられない世界を作ること」だと話していたと報告する。それを聞いたさくらは、竹虎にある映像を見せる。それは昨日の午後、落合が8年間服役した少年刑務所に面会に現れる姿を映したものだった。刑務所にいる仲間が落合の企てる計画に何か関係があるかもしれない、そうつぶやくさくらに竹虎は、それを探るために刑務所へ潜入させてくれと頼む。 同じ頃、神奈川県警本部を訪れた新庄徹(宮川大輔)は、応対した常盤遼子(井上和香)に、さくらの違法捜査に関する報告書を提出する。



数日後、少年刑務所に潜入することになった竹虎は、さくらから落合が面会したのは若林という男で、竹虎が入室する部屋と同部屋になるよう手配したと聞く。そして、いよいよ竹虎は刑務所に――。


古着店では、さくらから竹虎の潜入の件を聞いた藤木小次郎(藤木直人)が、宝生美月(大後寿々花)、白豚(塚地武雅)にそれを報告。少しでも竹虎の役に立ちたいと、独自に落合を追うことを決める。すると、いつの間にか来て話を聞いていた新庄が、落合がいた刑務所は問題児の溜まり場で、看守の少年に対する扱いもひどく過去に死者を出したと噂もあるほどだと教える。

その頃、刑務所の竹虎は、同部屋の受刑者たちとともに看守・小杉(大河内浩)から点呼を取られていた。竹虎は、誰が若林か探ろうとするが、受刑者たちは番号で呼ばれるため、見つけ出せない。さらに、新入りということで、トイレでの食事を強要されたり、「歓迎会」と称して殴る蹴るの暴行も受けていた。

翌朝、整列していた受刑者のひとりが、小杉から姿勢について注意を受け警棒で叩かれる。受刑者は謝るが、小杉は激昂し、執拗に叩き続ける。行き過ぎの暴力に我慢できない竹虎が止めに行こうとすると、何者かがそれを制す。「鬼神事件」で捕まった河東学人(大東俊介)だった。河東によれば、小杉は受刑者を人間だと思っておらず、狙われたら懲罰房に入れられ拷問まがいの暴力を受けることになるという。また、若林へのいじめが酷く、いつか若林がキレて小杉を殺してしまうのではないかと噂になっていると教える。

その後、竹虎は、若林(杉浦太雄)らと格闘しているところを小杉に見つかり責任を負って懲罰房へ。いきなり激しい暴行を受けた竹虎は小杉に、なぜこんなことをするのかと問う。すると小杉は、「お前らがムカつくからだ」と言って、再び暴行を加える。

その頃、遼子から落合を追うのを止めるように要請されていたさくらだが、小次郎らの協力もありついに落合を確保する。落合と対峙したさくらは、覚せい剤を警察官僚にまで流していただろうと言い、その相手である島津という警視正本人が証言することになっていると迫る。さくらの言葉に一瞬、顔色を変える落合。それにさくらが自信を得たとき、南原貫太郎(内田滋)が来て、島津が自殺したと告げる。それを聞いた落合は立ち上がると、不敵な笑みを浮かべ部屋を出ていく。

その日の夜、懲罰房の竹虎は小杉から、息子がいじめに遭って自殺していたことを聞く。そして、いじめた少年が若林に似ていたから、若林にきつく当たってしまっていたことを知る。そんな小杉に竹虎は、息子は復讐じみたことではなく、自分が受けたような犯罪が生まれないことを願っていたのではないかと話し、受刑者に息子の姿を重ねて欲しいと頼む。

翌日、竹虎は懲罰房から部屋に帰される。そんな竹虎を、不動(中川真吾)が手荒く迎える。小杉はそれに気づくが、警棒を手にせずに注意だけして部屋を去っていく。小杉の変化を不思議がる若林らだが、竹虎と交わした小杉を殺すという約束が果たされていないことを責め、竹虎に暴行を加えようとする。すると、伊能孝義(姜暢雄)がそれを制する。実は、伊能はこの部屋のボスだが、動くと注目を集めるため代わって若林が動いていたというのだ。そんな伊能は、自分は落合の友だちだと言う。

同じ頃、白豚はとあるプールバーにいる落合を訪ねる。ハッキングで落合の居場所のみならず、その計画の全貌を知ったのだ。落合と対峙した白豚は、計画を中止して自分たちの前から姿を消さなければ警察にバラすと迫るが、計画は動き出しているからもう遅いと、落合は冷淡な笑みを浮かべる。

まさにそのとき、少年刑務所の所長が大麻所持の疑いで警察に連行されていた。それを知った小次郎は、竹虎のいる刑務所の所長というのが引っかかったため、白豚を連れて捜査に行こうとする。しかし、美月から白豚は鮎川環(南明奈)と出かけていると聞く。そんなところへ、環が来て自分のところにはプールバーに行くというメールが来たと告げる。プールバーに急行した小次郎と美月は、刺されて大量の血を流し倒れている白豚を見つける。

その頃、少年刑務所では受刑者たちが看守を襲うという暴動が起きていた。それを見た伊能は「計画が始まった」と不敵に笑う。そんな中、若林に首を絞められている小杉を見た竹虎は、助けに行こうと思った瞬間、不動らに暴行され気を失ってしまう。夜、暗い部屋で目を覚ました竹虎に伊能は、国や法に守られた腐った権力者に裁きを下すことが自分たちの目的だと明かす。そして、所長の逮捕や先ほどの暴動も始まりに過ぎないというと、部屋の棚を動かし壁に掘られた穴を見せる。自分たちが脱獄することで、今後さらに腐敗した奴らの本性が暴かれていくという伊能。そして、計画を知ってしまった以上、脱獄に参加してもらうと竹虎に迫り――。

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柴田竹虎(小池徹平)は、町田リカ(末永遥)とともに樹海に連れて来られる。そして、竹虎らを拘束した芸能事務所の男たちが掘った穴に落とされ、埋められてしまう。 同じ頃、宝生美月(大後寿々花)は、対峙する落合建夫(橋爪遼)から竹虎が命の危機に瀕していることを聞かされる。
 

また、何者かに暴行され倒れていた藤木小次郎(藤木直人)と白豚(塚地武雅)は、ケガを負いながらも意識を取り戻す。


古着店に戻った美月は、小次郎と白豚に連れ去られた竹虎の後を追おうとしたが落合に引止められたと話す。そして、落合から竹虎の居場所を知りたければ、覚せい剤入りキャンディーの行方を追えと言われたことも明かす。
その頃、横浜みなみ署にいた新庄徹(宮川大輔)は、千葉さくら(真矢みき)を排除する証拠となる報告書を、さくらの机で探していた。もともと自分で作成したものだが、パソコンのデータを南原貫太郎(内田滋)に消去されてしまったため、さくらに突きつけた原本を探しているのだ。それを見ていた鮎川環(南明奈)は、報告書が警察上層部に渡れば竹虎がクビになる可能性があることを不安に思う。

竹虎の居場所の手がかりを得るため、小次郎らは芸能事務所に忍び込み書類などを調べ始める。すると、そこへ新庄がやってくる。いらついた態度で何をしているのかと聞く新庄に、美月は警察が竹虎の捜索をしようとしないから、自分たちで手がかりを探しているのだと怒りをあらわにする。

その後、書類や資料を古着店に持ち帰ると、小次郎と白豚は店を出る。残された美月が資料を調べていると、リカを心配したクラスメイトの楠木裕二(川野直輝)らがやってくる。美月が楠木らと再び書類を調べ始めると、キャンディーの加工をしていたと思われる工場の領収書を見つけ出す。美月は小次郎に電話をし、住所を告げる。

その頃、小次郎と白豚は、事件の黒幕だと思われる芸能事務所の代表がいると聞き、プールバーに来ていた。ところがそこに現れたのはへルタースケルターで、男たちは小次郎らを見ると襲い掛かってくる。すでに満身創痍の小次郎と白豚は、さらに傷つきながらも男たちを制圧、芸能事務所の代表がいる場所を聞き出し、小次郎はそのマンションへとやってくる。

突然の来訪に驚いた代表らを、小次郎は全身に怒りをみなぎらせ殴り倒す。そしてついに、竹虎が樹海に埋められていると聞きだす。

古着店に戻った小次郎は、ひどいケガを負った白豚を残し、美月とともに竹虎の救出に向かおうとする。そんなところへ、さくらがやってくる。竹虎と連絡が取れないと言うさくらに小次郎は、竹虎が樹海に埋められていることを教える。竹虎の安否がわからず焦る美月は、竹虎の行方を捜査しようとしない警察を責め立てるが、さくらは目先の事件よりも覚せい剤の根源を断ち切るためには、落合を捕まえることが先決だと言い放つ。

その頃、土のなかから這い出た竹虎とリカは、樹海の出口を探すが、極度の疲労と空腹で歩くこともままならない。そんななか竹虎は、身体は動かなくてもやれることがあると、枝と板を使い火を起こそうとする。そんな竹虎を見ていたリカはやがて、幼少時代の自分と母親のことを語り出す。ずっと母親の言いなりだったが、あるとき自己主張すると母親は自分の言うことだけ聞いていればいいとリカを叩いた。そんな母親に反抗心からフォークを突きつけたリカ。娘の行動にショックを受けた母親は、以降リカを避け始め、結果、リカは寂しさのあまり覚せい剤にまで手を出すことになったのだ。フォークを突きつけたことを後悔していないと強がるリカに竹虎は、リカが一歩を踏み出せばその思いは必ず母親に届くと言葉を返す。

樹海にやってきた小次郎と美月は、しばらくするとどこからか煙が漂ってくることに気づく。竹虎の名前を呼びながら駆けつけると、憔悴し切った竹虎とリカを見つける。その後、さくらの指示でやってきた新庄の車に乗せられ、竹虎とリカは病院へと向かう。

その夜、病室にいたリカは竹虎に、芸能事務所の社長に指示され「サティスファクション」のようなティーンに人気のショップに覚せい剤入りキャンディーを置くことが自分の仕事だったと明かす。そして、社長は未成年を受け持っていたが、裏には政治家や警察の官僚にまでクスリを流している者もいると言う。自分は会ったことがないが、その人物は“落合”と言うらしい…。リカの言葉に竹虎は衝撃を受ける。
 
そんなところに、リカの母親が誘拐されたと美月から電話が入る。竹虎とリカは、母親が連れ込まれたという廃工場へ急行する。ふたりが到着すると、覆面の男たちに捕らえられた母親がいた。母親は男たちに、自分を殺してもリカは清々するだけだろう、リカが助けに来るはずはないと話していた。そこへやってきた娘に母親は驚きを隠せない。竹虎は身元を明かさない男たちを前に木材を持ち構えると、男たちを倒していくが、そのうちリカとともに捕らえられてしまう。期せずして娘と対面することになった母親は、自分を嫌っていたはずなのにどうして助けに来たのかと尋ねる。すると、リカはフォークを突きつけて以来、徹底的に無視されてきたが自分はただ話を聞いてほしかっただけだと気持ちを吐露する。リカの告白にとまどう母親だが、竹虎に促されると、すべては自分の弱さが招いたことだと気持ちを打ち明ける。そして、自分は母親だから娘を心配しない日はなかったと、涙を流してリカに謝る。
するとそこへ、男たちが現れ覆面を取る。なんと小次郎、楠木、金沢岳(三浦涼介)、毛利文明(倉貫匡弘)だ。リカと母親を和解させるために、小次郎や美月が考えた作戦だったのだ。

 数日後、竹虎が警察署の屋上にいると落合から電話がかかってくる。落合は、竹虎の肩の傷のことや、リカと母親の一件など、すべてを知っているかのような口ぶりで話す。そんな落合に竹虎は、狙いは何なのかと尋ねる。すると落合は、強いて言えば“誰も信じられない世界を作ること”だと答える。そして、最後にひとつ教えてやると言い、8年前に刑事を撃ったとき、それが竹虎の父親だと知って撃ったのだと明かす。その告白に竹虎が顔を歪めると、「いい顔だ」と笑う声が聞こえる。竹虎が見下ろすと警察署の前の道路に停めた車に寄りかかり電話をする落合がいた。竹虎と目が合った落合は、「本当の恐怖はこれからだよ」と試すように言い……。
夏天就是干物女的季节啊~~~

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警察を出た弥生が向かったのは、「サティスファクション」というセレクトショップで、店内にはどういうわけか宝生美月(大後寿々花)、藤木小次郎(藤木直人)、白豚(塚地武雅)の姿もあった。そんな中、弥生は店長の宍戸(弓削智久)に「アレ」をくれとせがむが、宍戸に白を切られる。そのうち興奮状態に陥った弥生は、店内に入った竹虎を見るとカッターナイフを向けるが、間もなく揺らめいて床に倒れ込んでしまう。そんなところに、本牧高校の町田リカ(末永遥)が入ってくる。

リカは、竹虎と美月に「サティスファクション」に出入りしていて店で配られるキャンディーもよく食べているが、キャンディーに覚せい剤が入っているとは知らないと話す。竹虎はリカにキャンディーを店に置かせている人物を知っているかと尋ねるが、リカは何も知らないとその場を去る。
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柴田竹虎(小池徹平)は、千葉さくら(真矢みき)からメイド喫茶で売春を斡旋しているという落合建夫(橋爪遼)について聞かれる。落合は、竹虎の父とさくらの妹・ゆり(原田佳奈)を殺害した犯人だが、竹虎の旧友でもあるからだ。竹虎は、落合とは高校で知り合い意気投合したが、やがてそりが合わなくなったと話す。さくらは、落合が失踪中の生島透子(志田菜々子)が最後に通話した人物であることを明かす。竹虎は、透子の事件の再調査のため、新庄徹(宮川大輔)と組んでメイド喫茶へと向かう。



同じ頃、藤木小次郎(藤木直人)が白豚(塚地武雅)、宝生美月(大後寿々花)と古着店にいると、竹虎あてに電話が入る。電話の男は、また誰かを殺されたくなければ、自分の邪魔をするなと冷徹に言う。小次郎はそれが落合だと確信。帰宅した竹虎に落合に関わるなと忠告するが、竹虎は聞き入れない。


後日、竹虎と新庄は、メイド喫茶で見つけた売春リストに名前があった水原咲(垣内彩未)に話を聞くため、咲と透子も通うスイミングスクールにやってくる。咲は透子と同じ高校に通い、メイド喫茶でも顔を合わせているはずなのに、透子を知らないと言う。

そんなある夜、竹虎は古着店の外で小次郎と出くわす。小次郎は前夜、店の前で落合を目撃したが、その一瞬だけで嫌な予感がしたことを告げ、竹虎に事件から降りるように言う。そのやりとりを見ていた美月は、真剣な小次郎の姿に、ゆりを失った悲しみが大きいのだろうと竹虎に話す。そして、8年前の事件の日、ゆりが落合がいた埠頭に行った理由がわからないと不思議そうに言う。すると竹虎は、それは自分のせいだと答える。あの日、竹虎の父親の敵討ちに埠頭へ向かった小次郎に死の予感を感じた竹虎は、そのことをゆりに告げた。それを聞いたゆりは、被弾して動けない竹虎に代わり小次郎を止めに埠頭へ行き、命を落としてしまったからだ。

数日後、情報を得るため、泳げないにもかかわらずスイミングスクールに参加した竹虎に心を開いた咲は、透子について話し始める。


咲は透子にメイド喫茶のアルバイトを紹介したが、さらに、店長・岩城(青木伸輔)から「もっと金になる」と言われた仕事も紹介したのだという。そこで竹虎が確認すると、岩城ともうひとり、落合からも紹介されたと明かす。そして、落合が今夜メイド喫茶に来ると言っていたことも話す。竹虎は、さくらに電話で報告すると、メイド喫茶に急行する。

その電話を盗聴していた白豚は小次郎に報告、小次郎もメイド喫茶に向かう。

竹虎がメイド喫茶に来ると、岩城がいて売春の罪を認め自首すると話す。竹虎が落合の所在を尋ねても、そんなヤツは知らない、すべて自分ひとりでやったことだと言い張る。

そこへ小次郎がやってきて、岩城の胸倉を掴み殴り倒す。それでも岩城が口を割らないでいると、小次郎はさらに激しく殴る。そんな小次郎の腕を竹虎が掴んだとき、小次郎の携帯が鳴る。透子の監禁場所に関して解析していた白豚からで、透子は波の音が聞こえる場所にいるらしいと言うのだ。小次郎はその情報を岩城に突きつけ、場所を白状するように迫る。やがて観念した岩城が、監禁場所は港の倉庫で、落合はそこで“県警の女”と会うと言っていたと告げる。

小次郎が現場に向かおうとすると、竹虎が行く手を阻む。落合に復讐しようとする小次郎を行かせるわけにはいかないし、ゆりもそんなことは望んでいないと言うが、小次郎は理屈ではなく落合が生きていることが許せないのだと、怒りをみなぎらせる。もはや言葉では止められないと判断した竹虎は、先を折ったモップを手にして小次郎と対峙。小次郎もそれを受け、ふたりの闘いが始まる――。
激しい乱闘の末、小次郎は竹虎を殴り倒し、店を後にする。

その頃、ゆりと竹虎の父が撃たれた埠頭で、落合と対峙していたさくらは、落合から取り引きを持ちかけられていた。透子を無事に返す代わりに、自分を逃がせというのだ。さくらが拒むと、落合は今から1時間後に自分が監禁場所に戻らなければ、透子は殺されることになっていると、薄笑いを浮かべる。

そんなところへ、鉄パイプを持った小次郎が来て落合に殴りかかろうする。さくらが止めるように言うが、小次郎は聞かずにパイプを振りかざす。すると、その瞬間、さくらが拳銃を発砲する。銃弾は小次郎の足に当たり、小次郎はその場に崩れる。

そこへ、竹虎と美月がやってくる。竹虎は、落合に銃口を向けるさくらに撃っても何も解決しないと言うが、さくらは8年前から反省した様子が見られない落合は、ゆりの死を無駄にしたから撃つのだと拳銃に力を込める。それでも竹虎は、あなたが誰かを傷つければ誰かが悲しむことになる、復讐に終わりはないと諭すように話す。
それを聞いた落合は、さくらに執拗に決断を迫り、やがてさくらは銃を下ろす。落合を見逃すという決断を下したのだ。落合は歪んだ顔で竹虎を見ると、父親を撃った自分が憎くないのかと聞く。竹虎は、小次郎やさくらと同じくらい憎いが、落合の銃弾から自分をかばってくれた父の思いに応えたいのだと言う。いつでも味方でいてくれた父のように、自分も何があっても人を信じようと決めたのだと答える。それなら、自分が信じてくれと言ったら信じるのかと落合が聞くと、竹虎は「信じるよ」とうなずく。落合は冷たい目で竹虎を見据えると、そういうところがムカつくんだと言い、竹虎に殴りかかる。それを受けきった竹虎は、「次はないからね」と強い口調で落合に言う。

その場を去り車に乗り込んだ落合は、透子を殺すようにと電話で指示を出す――が、電話に出たのは白豚だった。透子はすでに白豚によって救出されていたのだ。

翌日、横浜みなみ署では、新庄が今回の一件はすべて岩城がやったことでいいのかと、さくらに念を押すと、さくらはそれでいいと答える。新庄が去り竹虎とふたりになると、落合のことを諦めたわけじゃないと言い、ポケットからあめ玉を取り出し竹虎に渡す。最近、若い子たちの間で流行っているというそのあめ玉を舐めた竹虎に、さくらは「どう? 覚せい剤の味は?」と言い……。
夏天就是干物女的季节啊~~~

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柴田竹虎(小池徹平)は、千葉さくら(真矢みき)から、再び潜入捜査を命じられる。今度は、18歳の少女透子の失踪事件を調べるため。
夏天就是干物女的季节啊~~~

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柴田竹虎(小池徹平)は、宝生美月(大後寿々花)と鬼神からのメールを読み返していた。鬼神は、2年B組の生徒全員に千手峠まで来るよう指示、そこで自分の正体を明かすという。メールを見た藤木小次郎(藤木直人)と白豚(塚地武雅)は、仲間に入れてくれと言うが、竹虎はそれを断ると白豚が作ったケーキを何気なく口に入れる。

翌朝、千手峠へ向うバスに乗るために、河東学人(大東俊介)ら生徒たちが集まり始める。竹虎も美月と来るが、ケーキのせいで腹を下し、トイレから出られず、出発が遅れてしまう。そんな中、河東と、鬼神だと疑われる武良広海(鈴木亮平)がいがみ合い、河東が道路に突き飛ばされる。するとそこへ、大型車が。その瞬間、竹虎が河東を抱えて対向車線に避難、事なきを得るが、河東は武良を睨みつける。

その頃、横浜みなみ署では、千葉さくら(真矢みき)が新庄徹(宮川大輔)らに、竹虎が風邪で休みを取ると報告する。

 古着店では、白豚が独自調査した鬼神に関する資料を小次郎に見せていた。白豚によれば、武良だけではなく、河東、町田リカ(末永遥)、楠木裕二(川野直輝)、金沢岳(三浦涼介)、毛利文明(倉貫匡弘)らにも、鬼神の可能性はあるという。

 一方、竹虎らは、鬼神が指定した不気味な廃屋に着く。すると、河東が竹虎に、鬼神から来たと言う携帯メールを見せる。そこには、先ほどは命拾いしたが、今度はもっと大勢が死ぬというメッセージが。そして廃屋に入ると、「助けを呼んだ者には、死の制裁を!」と書かれた垂れ幕まであった。生徒たちがざわつく中、そこに来た武良が、美月がいないことに気づく。

竹虎が、生徒たちと山中を捜していると、頭から血を流した美月を見つける。さらに、周囲には鬼神の手下のフルフェイスの集団がいて、竹虎らを監視している。助けを呼ぶことも、逃げることもできず、竹虎らは廃屋に戻る。

 同じ頃、白豚が古着店にいると、鮎川環(南明奈)が竹虎の見舞いにやってくる。緊張した白豚は、竹虎の所在を言ってしまい、それがほどなくして、新庄の耳にも入る。

 美月の看病をする竹虎が大部屋に戻ると、生徒たちが鬼神の正体を巡って警戒しあっていた。そんな中、河東が毛利を連れ、助けを求めに行くと言って外に出る。ところがすぐに、河東はフルフェイスに羽交い絞めにされる。

 そんな頃、竹虎の所在を聞きに新庄が古着店を訪れる。新庄を竹虎の元にはやれないと判断した小次郎は、自ら引き止め作戦を始め、白豚を竹虎のところへ急がせる。そして、新庄がしびれを切らした頃、白豚は廃屋の外にたどりつく。

 大部屋にいる竹虎たちは、ドアが外から封鎖されていることに気づく。そんなところへ、ガスが注入される。それが毒ガスではないと竹虎は言うが、生徒たちはパニックに陥る。混乱の中、竹虎はガラス瓶を床に投げつけ生徒の気を引くと、自分が鬼神を逮捕するために潜入した刑であることを告白する。そして、さくらに電話をし応援を頼む。そのことで、生徒たちも納得するが、部屋にガスが充満している以上、危険な状態に変わりはない。

一方の白豚は、フルフェイスが廃屋の周囲にガソリンをまき、ライターで火を付けようとしているのを目撃。一目散に駆け寄ると見事なタックルでフルフェイスを倒す――が、ライターはガソリンの染みた地面に落ちると火を付け、やがて廃屋は爆破される。

 竹虎を救えなかったと落ち込む白豚の元に、現れたのは河東だった。そしてほどなくして、廃屋に通じるトンネルの中から、竹虎たちが歩いてきた。廃屋の中に防空壕を見つけたことで助かったのだという。全員の無事を確認し安堵する竹虎だが、まもなく警察が到着すると言われ、白豚とともにその場を立ち去る。

翌朝、竹虎は河東の自宅を訪ね、一緒に学校に行こうと声をかける。そして、トイレを借りると言うと、半ば強引に家の中へ。河東が慌てる中、竹虎はさらに河東の部屋へやってくる。すると河東は、床に置かれた雑誌を机の引き出しの前に移動する。それを見た竹虎が引き出しを開けると、中には大量の一万円札が隠されていた。竹虎が、「君が鬼神だね」と言うと、河東はそれを認め、どうしてわかったのかと尋ねる。竹虎は、河東が鬼神からの携帯メールを見せたとき、受信時刻が9時15分になっていたことを指摘。しかし、メールに書かれていたバスターミナルでの事件が起こったのは9時30分だった。つまり、事件が起こる前にメールを受信していたことになるのだ。河東は事前に送信時刻を設定しておいたのだ。

 そして、犯行の動機を尋ねると、目的は金で集団リンチは腹いせだと河東は答える。ところが、竹虎はそれを否定すると、閉められていたダイニングキッチンの扉をすばやく開ける。そこは、長年放置されたと思われる汚れた食器やタバコの吸殻などで埋まった、本来いるべき家族の存在を感じさせない空間だった。河東は、幼少の頃から育児放棄を受けていたのだ。

 河東のことを調べそれを知っていた竹虎は、自分の生い立ちを自虐的に語る河東を見るうち、涙を流し始める。そんな竹虎に苛立つ河東は、自首するから早く自分を連れて行けと言う。すると竹虎は河東を抱きしめ、犯した罪は重大だが、河東もギリギリのところで生きていたんだろう、もっと早く気づくべきだったと、謝りながら涙をあふれさせる。竹虎の気持ちが染みた河東は、力が抜け落ちていくのを感じる。

 翌朝、最後の登校をした竹虎は、生徒たちを前にして正体を隠していたことを謝り、挨拶をすると教室を去ろうとする。すると、生徒たちは竹虎を取り囲み、床に押さえつけた。教師(鈴木拓)が来て解放されるが、生徒たちの怒りは収まっていないようだった。

落ち込んだまま美月と帰宅した竹虎を迎えた小次郎は、何かに気づき、竹虎に制服を脱ぐように促す。制服の下のシャツの背中に、生徒たちからのメッセージがあったのだ。「またな!」「今度、メシおごれよな!」などと書かれた言葉に竹虎は心を熱くする。

 その頃、さくらのところに内線が入る。二課で扱っている失踪事件の容疑者に、さくらの妹の事件の犯人である落合建夫の名前が挙がっていると言うのだ。

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2年B組に登校した柴田竹虎(小池徹平)は、停学から復帰したばかりで孤立する武良広海(鈴木亮平)を見る。そんなとき、パソコンで「鬼神」の掲示板を見ていた河東学人(大東俊介)、町田リカ(末永遥)、金沢岳(三浦涼介)、毛利文明(倉貫匡弘)ら生徒が、武良と懇意だった元担任 溝口の話題を口にする。すると突然、武良が背後に現れ、生徒たちに殴り倒す。それを制止した竹虎も殴られるかと思うが、武良は拳をおさめ教室を立ち去る。竹虎は、武良が学年主任 村川、体育教師 小笠原を殴ったことが停学の理由だと聞く。

 その夜、古着店では、藤木小次郎(藤木直人)と白豚(塚地武雅)が、鬼神探しの方法を模索していた。捜査は極秘事項のため竹虎は困惑するが、ふたりは楽しげな様子だ。そして、2階からは居候状態の宝生美月(大後寿々花)が下りてくる。

 同じ頃、村川はフルフェイスの集団に襲われていた。

 翌朝、登校した竹虎は、「鬼神は武良!」と書かれた黒板を見る。
さらに、そこに貼られた新聞には、村川襲撃についての記事があった。生徒たちは、村川に恨みがあるのは武良だから、鬼神は武良だと決め付ける。

その頃、横浜みなみ署では、新庄徹(宮川大輔)がガサ入れに竹虎を伴いたいと、千葉さくら(真矢みき)に所在を尋ねるが、はぐらかされる。それを聞いた鮎川環(南明奈)は、爆破事件のとき、学生服姿の竹虎が高校の屋上にいたことを思い出す。

 一方、竹虎は美月から、幼い頃に両親を亡くした武良が高校で出会った溝口を親のように慕っていたと聞く。溝口からボクシングを教わったことで素行もよくなったが、溝口が高校を辞めると再び荒れるようになったとも。

そんな折、生徒たちは武良の机からメモを見つけたと騒ぎ始める。
そこには、村川、小笠原、溝口と襲撃のターゲットらしい名前が書かれていた。そして、その夜、小笠原が襲撃される。

 翌日、竹虎と美月は白豚が場所を突き止めた溝口のマンションへと向かう。部屋から出てきた溝口(唐渡亮)に、竹虎は学校を辞めた理由を教えてほしいと尋ねる。

同じ頃、マンションの下で、竹虎の助っ人に来た小次郎と白豚が新庄と鉢合わせになり、小競り合いが始まる。そのうち、「警察」という言葉に反応した溝口が、逃げ去ってしまう。

 警察署に戻った竹虎は溝口を取り逃がしたことを、新庄から責められる。実は、溝口は女子高生の盗撮ビデオを暴力団経由で売っており、新庄はその件で溝口を追っていたのだ。そんなところにさくらが来て、新庄に退室を迫る。そして、残った小次郎らを見ると竹虎に、今後、彼らを事件に関わらせるなと一喝する。

翌朝、登校した竹虎は、河東から鬼神が自らの手で溝口を探し出し処刑しようとしていると聞く。竹虎は早速、さくらに報告すると、なんと新庄が溝口の身柄を拘束したと言われる。

 その頃、新庄は、確保した溝口を車に乗せ、署に戻ろうとしていた。ところが、フルフェイスの集団に襲われ、溝口を連れ去られる。

 同じ頃、竹虎は河東から受けた情報を元に、溝口が捕らえられているという倉庫に急行する。周囲をフルフェイスの男たちが見張っているが、竹虎は隙をついて侵入する。

 そこには、椅子に体を縛られた溝口と武良がいた。椅子には起爆装置が仕掛けてあり、そのリモコンスイッチを武良が握っている。
武良は溝口に、自分の前から姿を消した理由を教えろと迫る。溝口は盗撮の件が学校にばれて辞めるのを、武良に知られたくなかったからだと言い、すべて自分が悪かったと謝罪をする。そんな溝口に心を動かされた武良はロープを解く。すると、溝口は、隠し持っていた銃を武良に突きつける。そして、今の話は嘘で、武良を更生させたのは、盗撮の件を見逃すという学校との取引きだったと言い、引き金を引こうとする。

すると、そこへ竹虎が現れるが、やがて、武良とともに拘束され、港に停泊していた船に乗せられる。溝口はその船で密航船が出る場所まで行き、竹虎と武良は途中で処分すると言う。そんな中、武良は竹虎にどうして命を懸けてまで、自分を助けるのかと尋ねる。竹虎が、武良が命を落とすほうが辛いと言うと、溝口はそれを偽善というんだと笑い飛ばす。そんな溝口に竹虎は、信じていていたあなたに裏切られた武良がどれほど辛かったと思うのかと、問い詰める。

溝口は聞く耳を持たないが、武良にはそんな竹虎の思いが届く。
そして、ついに武良に銃口が向けられたとき、小次郎と白豚が現れる。武良は、小次郎に制圧され銃を手放した溝口を立たせるとボクシングの構えをする。お互い丸腰のままで、打ち合いを始める。
激しく殴りあうふたりだったが、やがて、武良が勝利を収める。

翌朝、港に戻った船から降ろされると、溝口はさくらたちにより身柄を確保される。その様子を、近くに身を潜めながら、竹虎と武良が見守る。そんな中、武良は自分は鬼神ではないと明かす。竹虎がその言葉を信じると言い笑顔を見せると、武良もぎこちないながらも、笑みを浮かべる。

鬼神探しが振り出しに戻る中、竹虎の携帯に鬼神からのメールが届き――。
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柴田竹虎(小池徹平)は、千葉さくら(真矢みき)の指示で、宝生美月(大後寿々花)も通う本牧高校2年B組に潜入する。最近、中高生を使い事件を起こしている「鬼神」と呼ばれる者が、2年B組の生徒かもしれないという情報を受けての捜査だ。

 鬼神が送る犯罪指令メールが、本牧高校のサーバーを経由していると聞き調べると、楠木裕二(川野直輝)という生徒が頻繁にパソコンを使用していることがわかる。

 そして、美月が楠木が使っていたパソコンを調べると、「我々の未来を奪う大人には死の制裁を!」という文字が書かれた裏サイトが現れる。それにピンと来た竹虎は、楠木の家を訪ねる。

 竹虎が通された楠木の部屋を物色していると、楠木が現れ刑事がなぜ部屋を漁るのかと問い詰める。竹虎は、なぜ自分が刑事だと知っているのか尋ねると、楠木は「鬼神サイト」に美月の事件現場の写真があり、そこに新庄徹(宮川大輔)と一緒に竹虎が写っていたと明かす。そして、楠木は新庄のせいで人生を狂わされたと話す。新庄に万引き容疑で逮捕されたことで、楠木は名門校を退学させられていたのだ。

 翌日、出勤した竹虎は、新庄に1年前の楠木の万引き事件の調書を見せ、ちゃんと調べて書いたのかと尋ねる。新庄は、覚えてないと言い、竹虎がさらに詰め寄ると逆切れする。

 その夜、竹虎は楠木に暴力団関係の事務所の駐車場に呼び出される。自分の父親の物だという車に乗った楠木は、竹虎に運転するよう指示。竹虎が同意すると、怪しいと思わないのかと問う。竹虎は怪しいと思うが、楠木が自分の家の車だというのならそれを信じると言い、アクセルを踏む――。と、前に停まっていた車に追突。すると、事務所から強面の男が下りてきて、竹虎は胸倉を掴まれる。
男は暴力団を取り締まる刑事で、ぶつけた車も押収車だった。そして、事情聴取のため楠木にも同行を求めるが、竹虎は楠木は無関係だと主張、解放させる。そんな竹虎に楠木は、自分を信じていないくせにと悪態をつきながら、万引き事件のときも誰も信じてくれなかったと、その場を去っていく。そんな楠木に「死神の手」が絡みつくのが見える。

 同じ頃、古着屋にいた美月は、藤木小次郎(藤木直人)から、竹虎の過去について聞く。小次郎によれば、幼い頃に両親が離婚した竹虎は荒れた時期もあったが、ひとりの刑事との出会いで変わっていったのだという。そして、その刑事が竹虎をかばい命を落としたことで刑事を志すが、実はその刑事は竹虎の父親だったというのだ。
さらに、その事件の際、竹虎も被弾し臨死体験したことが、「死神の手」が見えるきっかけになったのだと。美月は心を動かされるが、店の隅で聞いていた白豚(塚地武雅)は、感動して涙を流す。

そんなところへ、小次郎に竹虎から電話が入る。死が迫る楠木の行方を追ってほしいというのだ。小次郎は、ヘルタースケルターのヘッド・宇崎亨(聡太郎)に連絡、大規模な捜索が始まる。

 楠木が見つからないまま早朝になったとき、竹虎にさくらから電話があり、鬼神が今日の10時に本牧高校を爆破すると予告してきたと聞く。捜索を小次郎らに任せ、竹虎は学校に急行。職員室では、鬼神から指名された新庄が電話を待っていた。そこへ、電話が鳴る。電話の男は、1年前の同じ日、新庄が万引きの誤認逮捕をしたことを認め、謝罪しろと要求。男は、楠木だった。楠木は自分が本気であることを示すため、校庭の倉庫を爆破して見せる。それでも、お前は万引き犯だと頑なに主張する新庄に、楠木は屋上へ上がれと指示。それをインカムで聞いていた竹虎も、屋上へと急ぐ。屋上で竹虎と鉢合わせした新庄は、事件の際の事情聴取が不十分だったと明かし、楠木は本当に無罪だったのかもしれないと言う。

 すると、楠木から電話が入り、そこにあるロープでバンジージャンプをしろと指示。新庄がロープに切れ目が入っていると告げると、飛び降りなければロープは切れないと楠木は言う。しかし、飛び降りなければ自分はここで爆死する、そうなればお前が殺したことになると選択を迫る。竹虎は、今すぐ楠木に謝ってくれと言うが、新庄はそれには答えず、自分の代わりに人形を飛ばしロープが切れれば計画殺人が立証できると言い、人体模型を探しに行く。

その頃、楠木が学校にいると聞いた小次郎と白豚が学校にやってくる。

 新庄の答えを聞くため、楠木がかけてきた電話を取ったのは、竹虎だった。驚く楠木に竹虎は、新庄の代わりに自分が飛ぶと答える。飛ばなければ爆死するという楠木を救いたいと言うのだ。僕は君のために飛ぶ、という竹虎に止めろと言う楠木。そんな楠木に、自分が飛んだら爆破はしないと約束してくれと、竹虎が迫る。困惑しながらも楠木が同意すると、竹虎は体を宙に倒す。そして、急降下していく―――と、ふいにロープが止まる。白豚がロープをキャッチしたのだ。そして、小次郎に引き上げられ、竹虎は生還する。

そこへ、楠木から竹虎に電話が入り、本当は爆弾など仕掛けていなかったことを明かし、約束どおりに自首すると告げる。そして、楠木は占拠していた教室を出ようとするが、ドアに鍵がかかっていて開かない。さらに、どこからかタイマーが作動する音が聞こえてくる。なんと、本物の爆弾が仕掛けられていたのだ。そこには、楠木が書いたと見せかける手紙まで用意されていた。鬼神は自分で、今までの罪を悔い改めるために、自らの命を絶つのだと……。楠木は、竹虎に状況を報告。そして、自分は断じて鬼神ではないと言い、今回の一件もすべて鬼神に指示された計画だったと明かす。竹虎はそれを信じると言い、現場へ急ぐ。小次郎がドアを蹴破り中へ入るが、爆弾のタイマーは1分を切っていた。爆弾処理もできる白豚が解除を試みるが失敗。あと数秒となったところで、竹虎が爆弾を掴み、誰もいない校庭に向かい放り投げる――と、次の瞬間、爆発する。

ひとりのケガ人も出さずに事件は決着するが、鬼神探しは白紙に戻ったと言うさくらに、竹虎は手がかりは掴んだと言う。

翌朝、教室に入った竹虎は、河東学人(大東俊介)に竹虎が転校初日に、バンジージャンプを迫られたことを挙げ、あれが誰のアイデアだったかを尋ねる。河東が指し示した先には、武良広海(鈴木亮平)が立っていて……。
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