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音楽で観客をとことん楽しませる!cube 20th presents音楽劇『魔都夜曲』レポート



7月7日(金)より東京・Bunkamuraシアターコクーンにてcube 20th presents 音楽劇『魔都夜曲』が上演されている。同日午後同会場にて公開ゲネプロが行われた。その模様をレポートする。
舞台は1939年の上海。公家の血を引く白川清隆(藤木直人)は、夜の街である男女の兄妹を助けた。兄・周志強(小西遼生)、妹・周紅花(マイコ)の2人は中国人の父と日本人の母を持っていた。意気統合し親交を深めていく3人。そして白川は紅花に恋心を抱くようになる。しかし、2人の恋には様々な宿命が待っていた。さらに志強と紅花には、とある秘密があり……。



ミュージカルではなく“音楽劇”と銘打たれているとおり、音楽がこの作品の特徴。メインテーマ曲である「オピウム・ラヴァーズ」が流れたり、「蘇州夜曲」を李香蘭が歌唱したり、ジャズが鳴り響いたりと、余すことなく音楽で観客を楽しませてくれる。





明朗快活で屈託のない青年である白川清隆を演じる藤木。爽やかな印象が強い藤木が演じるにはとても合っている役どころで、藤木の良さを最大限に活かしていると言ってもいいのではないだろうか。




中国人と日本人のハーフ周紅花を演じるマイコ。自身は米国人の父と日本人の母を持ち、その端正な顔立ちと美貌に思わず惹かれてしまう。中国人のハーフという役柄もあり、話し方もしっかりとそれを意識している。





また、登場人物それぞれにしっかりしたストーリーがあるのもこの舞台の見どころ。作品は1幕と2幕に分かれており、具体的な内容は避けるが、1幕の終わりには衝撃を受けるのではないだろうか。この後どうなるのだろうかという期待感を与えてくれ、結末が気になること間違い無しの作品に仕上がっている。








cube 20th presents音楽劇『魔都夜曲』は7月7日(金)~7月29日(土)東京・Bunkamuraシアターコクーンにて、8月5日(土)~8月6日(日)愛知・刈谷市総合文化センターにて、8月9日(水)~8月13日(日)大坂・サンケイホールブリーゼにて上演される。
取材・文・撮影:瀧澤 唯


消息来源:https://spice.eplus.jp/articles/134502
“萤之光”这把钥匙,打开了一扇名为“藤木直人”的门!

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2017.07.09藤木直人、小西遼生らが1930年代の上海に降臨!音楽劇『魔都夜曲』開幕レポート



第二次世界大戦当時の上海を舞台に、史実を元にした人間ドラマを描く音楽劇『魔都夜曲』が、7月7日(金)、東京・Bunkamuraシアターコクーンにて幕を開けた。開幕に先駆けて行なわれたゲネプロの様子をレポートする。



本作は、異国情緒あふれる「魔都」と呼ばれたころの中国・上海で、父・近衛文麿首相の秘書官を務め、シベリア抑留中41歳で亡くなった近衛文隆をモデルにした白河清隆(藤木直人)を主人公とした群像劇。白河を取り巻く人々が、激動の時代の波に飲み込まれながら生きてゆく様を、生バンドによるジャズの音色に乗せて映し出す。



脚本は、舞台『ローマの休日』で脚本・演出を手がけ、第36回菊田一夫演劇賞を受賞したマキノノゾミ。演出は、パルコ・プロデュース『万獣こわい』の演出で第22回読売演劇大賞・優秀作品賞を獲得した河原雅彦。河原が、「音楽劇の魅力がうんと詰まったいい感じのエンタメに仕上がったと思います」と胸を張るように、第二の主人公ともいえるメロディアスな音楽たちが、全編を彩る。劇中に流れる、脚本のマキノが作詞を手がけ、音楽監督の本間昭光作曲のオリジナルメインテーマ曲「オピウム・ラヴァーズ」にも注目したい。



白河を演じる藤木は、昨年亡くなった演出家・蜷川幸雄が、最後に手がけた作品『尺には尺を』に出演していたこともあり、「自分にとってシアターコクーンは蜷川さんに初めてご挨拶した場所だし、今までで一番多く観に来た劇場のステージに初めて立つことが出来て感慨深いです」と振り返る。「観てよかった!と思ってもらえるよう頑張ります」との宣言通り、屈託のない自由で高貴な白河を好演。スマートで洒落た佇まいは、「日本政府の要人を父とする息子」然としており、藤木だからこそ出せる雰囲気だ。



中国人の父と日本人の母のもとに生まれたヒロインの周紅花(チョウ・ホンファ)役のマイコは、「『魔都』上海の世界に迷い込んで頂けたら嬉しいです」とコメント。確かに、本格派俳優たちの演技による部分もさることながら、交互に登場するきらびやかな場面と、裏通りの暗い場面の落差に、「魔都」時代の上海の明暗を感じずにはいられない。



紅花の兄・周志強(チョウ・チーチャン)役に扮するのは小西遼生。小西といえば、特撮ヒーロードラマ『牙狼-GARO-』の冴島鋼牙役や、ミュージカル『フランケンシュタイン』の怪物・アンリ役など、硬派で孤独な役が多い印象なのだが、本作では妹を大事にし、ニコニコとよく笑う「いいお兄さん」を演じている。仲良しな周兄妹は、二人寄り添うシーンも多く、実にほほえましい。



物語の舞台となるジャズクラブ『ル・パシフィーク』の支配人・新田日出夫役の橋本さとしは、支配人らしく、タキシード姿を披露。クラブの歌手とデュエットするなど、橋本特有の美声も聴きどころだ。



そのクラブのピアノ奏者・鹿取良治役に松下洸平。こまつ座の舞台『木の上の軍隊』で高い演技を見せ、ミュージカル『ラディアント・ベイビー』でリズミカルに踊るダンサーであることを見せ、今回はピアノでジャズを弾きこなす姿を見せてくれる。



そして、「東洋のマタ・ハリ」と呼ばれた川島芳子役の壮一帆は、元宝塚歌劇雪組トップスター時代を彷彿とさせる男装姿で登場。その瞬間、客席から「ほぅ・・・」とため息が漏れたのは言うまでもない。



ほかに、秋夢乃、コング桑田、春風ひとみ、山西惇、村井國夫ら、実力派が脇を固める。まさに「1939年の上海」にいるような感覚を味わえる舞台に、酔いしれてみるのもいいだろう。

音楽劇『魔都夜曲』は7月7日(金)から7月29日(土)まで、東京・Bunkamuraシアターコクーンにて上演される。その後、愛知、大阪を巡演。日程は以下のとおり。

【東京公演】7月7日(金)~7月29日(土) Bunkamura シアターコクーン
【愛知公演】8月5日(土)・8月6日(日) 刈谷市総合文化センター アイリス
【大阪公演】8月9日(水)~8月13日(日) サンケイホールブリーゼ

(取材・文・撮影/尾針菜穂子)

(文/エンタステージ編集部)



消息来源:http://enterstage.jp/sp/news/2017/07/007492.html
“萤之光”这把钥匙,打开了一扇名为“藤木直人”的门!

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掲載日:2017/07/09

cube 20th presents 音楽劇『魔都夜曲』ゲネプロレポート


メインテーマソング「オピウム・ラヴァーズ」(作詞:マキノノゾミ、作曲:本間昭光)
華やかでゴージャスなエンターテインメント作品の誕生です!
ちなみに“オピウム”とは…アヘン

時は1939年、第二次世界大戦前夜。列強各国の思惑渦巻く都市・上海を舞台にしたエンターテイメント大作。
 公家の血を引く日本政府要人の息子、中国人を父に持ち、母は日本人という女性とその異母兄、男装の麗人、若きスター…華やかでミステリアスな人間ドラマにぐいぐい引き込まれます!生バンドの演奏も素敵♪
 レポートするのは第一幕、街の空気やそれぞれのバックグラウンド、キャラクターが描かれ…物語が大きくうねりだすところまで!!この後の展開が、気になる!!(もちろん、2幕の展開もおおいにご期待くださいね)

<時代背景>
 1840年代、アヘン戦争終結後、中国の条約港には欧米各国列強が租界(行政自治権や治外法権を持つ外国人居留地)を設けた。上海もイギリス、アメリカ、日本などの共同租界とフランスの租界が存在し、外国人が多く住み、文化、建築物など異国情緒が漂う華やかな近代貿易都市を形成していた。一方、アヘン売買も盛んで、街のところどころにアヘンが蔓延し、現地の中国人たちの中には貧しい生活にあえいでいる者も少なくなかった。

【出会い】


 藤木直人さん演じる主人公の白河清隆は遊び好きで、明朗快活、屈託のない人柄。さらに公家の血筋をひき、政府要人の父、まさに“貴公子”(もちろんカッコイイ!)。しかし、清隆なる人物、ただの遊び人ではない。一本筋の通った男です。その上、ときにアッと驚く大胆な行動にも出る!これは誰もが惹かれてしまいます。そんな清隆を藤木さんはときに軽やかに、ときにシリアスに嫌味なく魅せます。

 ある夜、清隆は暴漢に襲われた男女を助ける。それが紅花(ホンファ、マイコさん)と志強(チーチャン、小西遼生さん)兄妹との出会い。三人は意気投合、兄妹は清隆が日本と中国、両国の関係の現状を学ぶ指南役になり、友情を育む。そして、次第に惹かれあう清隆と紅花。日本人の清隆、日本人と中国人の血を受けつぐ紅花、中国人の志強、3人それぞれの宿命を背負いながら歴史の大きな波に巻き込まれていくのです。
 マイコさんは凛とした芯のある美しさ、小西さんは妹思いの兄、そこからの展開が気になる一幕でした。



小西遼生さん、マイコさん、藤木直人さん、村井國夫さん
 マキノノゾミさんらしい劇中のほっこりシーンとなるのは清隆の住む「虹口アパート」。そこには、租界地の開業医で清隆を温かく見守る西岡勇(村井國夫さん)や清隆のお目付け役、外交官の籾田守(山西惇さん)、気のイイ管理人さんヤーイー(春風ひとみさん)らが。村井さんのダンディ&チャーミングが炸裂!山西さんの堅物だけど人間味もある籾田の恋(!!)の行方も…。

 勉強のため?!街へ繰り出す3人、すると本作の魅惑のメインテーマ曲「オピウム・ラヴァーズ」がはじまります。めくるめくドラマが展開し、最後はキャストそろっての大合唱!(冒頭の写真)


【フランス租界のクラブ「ル・パシフィーク」】


 劇中に登場するフランス租界のクラブ「ル・パシフィーク」はスーツ、チャイナ服、軍服に身を包んだ人々が集まる華やかな社交の場。ゴージャスなのは衣裳(←こちらもおすすめポイントです)や雰囲気だけでない!主役級の俳優さんが次々に登場するのはcube20thならではの贅沢感ですね!!


橋本さとしさん、秋夢乃さん


 「ル・パシフィーク」の支配人、謎めいた日本人の新田日出夫には橋本さとしさん、渋さとちょっぴり胡散臭さ(失礼、でもイイんです)で色香漂うクラブに。しかも支配人が歌ってしまうという(笑)♪
 そして、クラブの歌姫ユー・チュンには秋夢乃さん。これぞ適役!!しっとりとした歌声に冒頭から心わしづかみにされます。陽気なボーイのサミーにはコング桑田さん、ピアノ弾きの鹿取良治を演じる松下洸平さんはかわいらしさ担当?!というほどキュート。


松下洸平さん


籾田もただの堅物ってわけではないんです!クラブに来たのは…?

 史実をモチーフに創作された本作には、清朝の皇女にして「東洋のマタハリ」と呼ばれた男装の麗人・川島芳子や日本人でありながら中国人女優・歌手としてスターとなった李香蘭など実在の人物も登場します。川島芳子を演じるのは壮一帆さん。以下のお写真をご覧いただけば、説明はいらないでしょう。さすがの男装です!!彼女たちがどの様に物語に関わってくるのか、それは見てのお楽しみ!


壮一帆さん



浜崎香帆さん(李香蘭は高嶋奈七さんとのダブルキャスト)

【魔都の暗部…そして】




紅花に連れられてきた貧民街で清隆はこの街のもう一つの側面を見る。


(貧困街で出会った花売りの少女役のキッド咲麗花さん(パコちゃん!)の歌声も胸に響きます)
 さまざまな人との出会いを経て、次第に自らの道を見つけ出す清隆。そして、互いに惹かれ合う清隆と紅花の恋の行方はいかに…。
 華やかな街でジャズの調べに身を任せているような登場人物たち、でも、どこかみな“影”を感じさせる、時代の、人生の、そして魔都の陰影が心に焼き付く作品です。


最後になりましたが、本作は音楽劇。ご紹介したテーマ曲はもちろん、劇中にはさまざまな音楽、歌が登場します。ジャズはもちろん、李香蘭が歌う蘇州夜曲、幼い頃を思い出す唱歌、貧民街で出会った女の子が歌う歌など、人生の様々な場面寄り添う歌がある。音楽に彩られた魔都・上海を存分にお楽しみください!

 また、本編開始前に約10分、会場アナウンスを兼ねた歌唱シーンもあります。お早めにお席にお着きになることをおすすめします!

おけぴ取材班:chiaki(撮影・文) 監修:おけぴ管理人


消息来源:http://okepi.net/kangeki/1146

“萤之光”这把钥匙,打开了一扇名为“藤木直人”的门!

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藤木直人&マイコ演じる恋の行方『魔都夜曲』開幕




















音楽劇『魔都夜曲』





藤木直人が主演を務める音楽劇『魔都夜曲』が、7月7日に東京・Bunkamura シアターコクーンにて開幕した。

1930年代の中国・上海を舞台に、激動の時代に秘められた恋と人間模様を描き出す本作。マキノノゾミが脚本を、河原雅彦が演出を手がけ、日本政府の要人を父に持つ自由奔放な御曹司・白河清隆(藤木)、日中ハーフの女性・周紅花(マイコ)と、その兄・周志強(小西遼生)の3人を中心とした人間ドラマが展開される。

“音楽劇”にふさわしく、物語はバンドのジャズ演奏で幕を開ける。舞台となるジャズクラブ「ル・パシフィーク」の歌姫・字春(秋夢乃)は、メロウなナンバーを艶っぽく歌唱。やがて登場したクラブの支配人・新田日出夫(橋本さとし)とボーイ・サミー(コング桑田)の狂言回しぶりに、観客は自然と“魔都”上海へいざなわれていく。

出会ったばかりの清隆、紅花、志強はすぐに意気投合し、夜の街に繰り出すことに。3人が上海観光を楽しむ様子は、本間昭光作曲のオリジナルメインテーマ『オピウム・ラヴァーズ』の軽やかなリズムにのって展開され、ついには上海に暮らす数多くのキャラクターが登場するきらびやかなステージングに発展。妖しくも色鮮やかなネオン街を背景に、最後には全員で合唱する1幕前半の見せ場となった。

藤木は目付け役である外交官・籾田(山西惇)の説教に対し、背もたれを飛び越えてソファに正座で着地して懇願してみせる――といった大きなリアクションや、終始たたえている朗らかな笑顔で周囲の人間を自分のペースに巻き込む、屈託のない“御曹司”ぶりを見せつけた。対するマイコは、国と身分の異なる清隆に惹かれていく紅花の喜びと戸惑いを、振れ幅の広い表情で演じる。このふたりの恋愛がどのように変化するのか、結末は劇場で確かめてほしい。

このほか、繰り返し歌われるオードウェイの唱歌『旅愁』をはじめ、中国民謡『茉莉花(ジャスミン)』などキャストが歌声を響かせるシーンも見どころ。東京パフォーマンスドールの高嶋菜七と浜崎香帆がWキャストで演じる李香蘭が『蘇州夜曲』をしっとりと歌い上げる場面もあり、多彩な楽曲が作品に華を添えている。

東京公演は7月29日(土)まで。その後、8月5日(土)・6日(日)に愛知、8月9日(水)から13日(日)まで大阪に巡演する。

取材・文:岡山朋代

消息来源:http://ticket-news.pia.jp/pia/news.do?newsCd=201707100001
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西装直卡阔一

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藤木直人&マイコ演じる恋の行方『魔都夜曲』開幕2017.7.10 14:10配信






藤木直人が主演を務める音楽劇『魔都夜曲』が、7月7日に東京・Bunkamura シアターコクーンにて開幕した。
【チケット情報はこちら】
1930年代の中国・上海を舞台に、激動の時代に秘められた恋と人間模様を描き出す本作。マキノノゾミが脚本を、河原雅彦が演出を手がけ、日本政府の要人を父に持つ自由奔放な御曹司・白河清隆(藤木)、日中ハーフの女性・周紅花(マイコ)と、その兄・周志強(小西遼生)の3人を中心とした人間ドラマが展開される。
“音楽劇”にふさわしく、物語はバンドのジャズ演奏で幕を開ける。舞台となるジャズクラブ「ル・パシフィーク」の歌姫・字春(秋夢乃)は、メロウなナンバーを艶っぽく歌唱。やがて登場したクラブの支配人・新田日出夫(橋本さとし)とボーイ・サミー(コング桑田)の狂言回しぶりに、観客は自然と“魔都”上海へいざなわれていく。
出会ったばかりの清隆、紅花、志強はすぐに意気投合し、夜の街に繰り出すことに。3人が上海観光を楽しむ様子は、本間昭光作曲のオリジナルメインテーマ『オピウム・ラヴァーズ』の軽やかなリズムにのって展開され、ついには上海に暮らす数多くのキャラクターが登場するきらびやかなステージングに発展。妖しくも色鮮やかなネオン街を背景に、最後には全員で合唱する1幕前半の見せ場となった。
藤木は目付け役である外交官・籾田(山西惇)の説教に対し、背もたれを飛び越えてソファに正座で着地して懇願してみせる――といった大きなリアクションや、終始たたえている朗らかな笑顔で周囲の人間を自分のペースに巻き込む、屈託のない“御曹司”ぶりを見せつけた。対するマイコは、国と身分の異なる清隆に惹かれていく紅花の喜びと戸惑いを、振れ幅の広い表情で演じる。このふたりの恋愛がどのように変化するのか、結末は劇場で確かめてほしい。
このほか、繰り返し歌われるオードウェイの唱歌『旅愁』をはじめ、中国民謡『茉莉花(ジャスミン)』などキャストが歌声を響かせるシーンも見どころ。東京パフォーマンスドールの高嶋菜七と浜崎香帆がWキャストで演じる李香蘭が『蘇州夜曲』をしっとりと歌い上げる場面もあり、多彩な楽曲が作品に華を添えている。
東京公演は7月29日(土)まで。その後、8月5日(土)・6日(日)に愛知、8月9日(水)から13日(日)まで大阪に巡演する。
取材・文:岡山朋代チケットぴあ

消息来源:http://ure.pia.co.jp/articles/-/80892
“萤之光”这把钥匙,打开了一扇名为“藤木直人”的门!

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cube 20th presents 音楽劇『魔都夜曲』ゲネプロオフィシャルレポートが到着!



7月7日 Bunkamuraシアターコクーンにて初日に先駆け公開ゲネプロが行なわれた。
開演約10前から舞台上では、生のジャズバンドと作品の舞台と、チャイナドレスを身に纏った歌姫がメロウな歌で観客を出迎えてくれる。

そう、ここはすでに1939年上海のジャズクラブ「ル・パシフィーク」。
魅惑的なスタンダードジャズに酔いながら、いつしか「ル・パシフィーク」にやって来た客の一人として、物語の世界の住人になっている。
そして、魔都夜曲の幕は開く。

1939年、フランスやイギリス、アメリカ、日本などの列強の租界地として異国情緒に溢れ、人々の欲望を飲み込む”魔都”とも称される魅惑の都市、上海。
ある晩、その街角を暴漢に追われ疾走する男女がいた。暴漢と格闘となったその時、突然一人の男が助っ人に入った。まもなく警察は到着したが、何故か被害者の男女と助けた男が捕らえられ、3人は留置所で一晩過ごす羽目になった。助っ人の男の名前は、白河清隆(藤木直人)。政府要人を父に持ち、諸国遊学を経て上海に赴任して来たばかりの青年。ボクシングの心得がある為か、暴漢にも負けず腕っ節が強かった。追われていた2人連れの、女は周紅花(チョウ・ホンファ マイコ)、男はその兄・周志強(チョウ・チーチャン 小西遼生)。3人は奇縁で友情を育んでいく。
紅花は、中国人の父、日本人の母を持ち、美しく意志的な女性。兄の志強は異母兄で生粋の中国人、父を継ぎ貿易関係の仕事に携わっている。
清隆と言えば、アメリカ仕込みの遊興が過ぎ、今回はケガまでして帰って来たので、お目付役の外交官の籾田(山西惇)や、租界で開業する医師の西田(村井國夫)、アパート管理人の芽衣(ヤーイー 春風ひとみ)をやきもきさせている。





ある日、3人は、フランス租界にあるジャズクラブ「ル・パシフィーク」に繰り出した。ル・パシフィークには様々な人々が集っている。思惑や欲望が渦巻く上海で、自由を感じさせる異空間。元外国航路のマドロスで世界を巡り上海に辿り着いた新田日出夫(橋本さとし)が、支配人を務めている。ジャズクラブには、歌姫の字春(ユーチュン)ピアノマン鹿取良治(松下洸平)を始めとするジャズバンドのメンバー、陽気なボーイ・サミー(コング桑田)、給仕達、そして様々な客。その異空間で、清隆、紅花、志強は、清朝の王女であり男装の麗人として名を馳せた川島芳子(壮一帆)、満州映画協会の理事長を務める甘粕正彦(山西惇・二役)、中国人女優としてデビューしたばかりの李香蘭(浜崎香帆・高嶋菜七のWキャスト)と出会う。
時は日中戦争中。謀略を計る者、戦争に突き進もうとする者、和平の道を探る者、皆がそれぞれの思惑の中で、敵対する祖国を持つ清隆と紅花は、互いの宿命と許されない立場を知りながら惹かれ合ってゆく。そして、いつしか清隆は自分の生きる道を見いだしてゆく…。





藤木直人の清隆は、公家出身で政府要人の息子という人物像に説得力を持たせる上品さがあり、且つチャーミングで大胆。今迄の藤木のイメージとも一味違う奔放な御曹司を生き生きと演じている。マイコの紅花は可憐さと芯の強さを内在させ、魅力的で多面的な女性を創り上げている。すらりとした二人の並び立つ姿が本当に美しい。キャストが劇中まとう様々な衣裳も見逃せない。チャイナドレスやスーツなど、その時代のお洒落を堪能できる。そして舞台美術、生バンドによる当時の名曲の数々。一言で”ゴージャス”という言葉がぴったりだ。オープニングで演奏されるメインテーマのオリジナル曲「オピウム・ラヴァーズ」は、音楽監督の本間昭光が作曲、脚本のマキノノゾミが作詞を担当。キャストによる大合唱が圧巻だ。
「IN THE MOOD」や「BLUE MOON」といったスタンダードジャズナンバーや、当時の歌謡曲や唱歌など、物語の要所要所に効果的に名曲が奏でられ、歌唱力抜群のキャスト達による名曲の歌唱に浸りあっという間に時が過ぎる。
史実をモチーフに描かれた本作。贅沢な空間に身を浸しながら、激動の時代を命懸けで駆け抜けた人々の、息吹とエネルギーを存分に感じられる、意欲的な新作となった。

【コメント】
●白河清隆役・藤木直人

自分とってシアターコクーンは蜷川さんに初めてご挨拶した場所だし、今までで一番多く観に来た劇場のステージに初めて立つことが出来て感慨深いです。マキノさん、河原さんによって描かれた魅力的な物語、衣裳やセットも華やかで生のジャズバンドの演奏などエンターテイメントの要素がたくさん詰まった楽しい作品になっていると思います。観てよかった!と思ってもらえるよう頑張ります。



周紅花(チョウ・ホンファ)役・マイコ
脚本を読んだ時に、私自身も劇場で観たいと思った作品です。
稽古中は、登場人物達の生命力と歌、そして生バンドの音色にしっかり力づけられていました。
1930年代の上海の大きなうねりの中で起こるドラマティックな物語を、溢れんばかりの熱量とジャズの調べに乗せてお客様にお届けしたいと思います。
「魔都」上海の世界に迷い込んで頂けたら嬉しいです。

●演出・河原雅彦
音楽劇の魅力がうんと詰まったいい感じのエンタメに仕上がったと思います。ストーリーの骨格もしっかりしてるし、ジャズメンの方々の演奏も華やかだし、俳優陣もそれぞれに魅力的だし、一粒で何度でも美味しい舞台となっておりますので、皆々様、どうぞ劇場まで足をお運びくださいませ。
撮影:桜井隆幸

消息来源:http://engekisengen.com/stage/message/matoyakyoku-2/
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ホーギー・カーマイケルやグレン・ミラーや李香蘭のファンも必見!
1939年の上海租界を舞台にした音楽劇『魔都夜曲』が、ノスタルジックで妖艶なジャズの世界に案内してくれるぜ






音楽劇『魔都夜曲』より 撮影:桜井隆幸

●ミュージカルとはまた一味異なる、音楽を使った劇を見てみたい人
●スタンダード・ソングやスウィング・ジャズに関心のある人。ジャズメンの生演奏が好きな人
●川島芳子、
李香蘭、甘粕正彦といった名前に心のトキメキを覚える人

この3つのどれかに心当たりがあるなら、何を差しおいても見てほしい。それがcube 20th. presents音楽劇『魔都夜曲』(まとやきょく)だ。
ぼくは上記3項目すべてにひっかかり、しかも西木正明の柴田錬三郎賞受賞作「夢顔さんによろしく」も読んでいたので、物語の進行を追うのにわくわくしてしようがなかった。
7月29日まで東京・Bunkamuraシアターコクーンで上演され、その後、8月5日と6日には愛知・刈谷市総合文化センター アイリス、8月9日から13日までは大阪・サンケイホールブリーゼを舞台に行なわれる。原作・脚本はマキノノゾミ、演出は河原雅彦。





音楽劇『魔都夜曲』より 藤木直人(白川清隆役)とマイコ(周紅花役) 撮影:桜井隆幸

ネタバレ厳禁ということで進めさせてもらうが、物語の舞台が「1939年の上海」、しかも「ル・パシフィーク」なるジャズ・クラブのシーンもふんだんに登場する。租界とジャズの蜜月。よって妖しい雰囲気が、劇中、むんむんとたちこめる。物語が本格的に始まる前には生バンドがインストゥルメンタルでジャズを演奏する箇所もあり、木幡光邦をはじめとする名手たちがくつろいだアドリブを聴かせた。木幡は“
高橋達也と東京ユニオン”で名をあげ(ぼくはこのビッグ・バンドで彼のプレイを初めて聴いた)、小曽根真No Name Horses、守屋純子オーケストラ、自身のKUNIZO BIG BANDやホット・コルネッツなどでも活動するベテラン。この音楽劇ではトランペットではなくコルネットを吹き、曲によってはギター演奏も披露した。コルネットとギターを両方こなす奏者など、ほかに元グレン・ミラー・オーケストラボビー・ハケットぐらいだろう。


ジャズ・クラブの名司会者、陽気なボーイは、“サミー”という名前。アフリカ系アメリカ人の血が入っているようだが、故郷は日本だ。ちょっとダミ声のヴォーカルは達者そのもの、酔客からは「ニューオリンズに生まれていたら、ルイ・アームストロングみたいになってたんじゃないか」との声も飛ぶ。ルイを思わせる声と、キャブ・キャロウェイ風の派手な動きは、ジャズ・ファンの心にもしっかり刺さるはずだ。

「ル・パシフィーク」は生演奏も聴かせる店だが、ライヴのない時は蓄音機でジャズ・レコードをかけている。ある日、一枚の新譜が持ち込まれた。アメリカで人気絶頂、グレン・ミラー・オーケストラの「ムーンライト・セレナーデ」である。バンドマンはかつて聴いたことのないようなクラリネット入りの斬新なハーモニーに驚き、ほかのひとたちは美しいメロディに酔いしれている。
こんな風景、きっと実際にあったはずだ。そしていろんなところでジャム・セッションが繰り広げられていたかもしれない。39年にさかのぼること数年前の1934年ごろには、
バック・クレイトン(トランペット)がアメリカから上海に渡っている。このクレイトンはもちろん、30年代後半にカウント・ベイシー・オーケストラの花形奏者となる、あの名手と同一人物だ。
“萤之光”这把钥匙,打开了一扇名为“藤木直人”的门!

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日本のジャズメンが上海に渡るようになったのは大正時代の末期からと伝えられる。平茂夫(日本のジャズ・ピアニストの草分けで、ザ・ドリフターズの加藤茶の叔父でもある)は「ジャズの本場は上海」と言い、1929年(昭和四年)には南里文雄(トランペット)が数か月滞在した。このとき、ルイ・アームストロングとも共演したことのあるアメリカ人のピアノ奏者テディ・ウェザーフォードと知り合い、指導を受けたことで彼の演奏は長足の進歩を示したといわれる。35年には歌手の水島早苗(大橋巨泉の最初の夫人であるマーサ三宅や、水森亜土の師匠でもある)も上海に行った。
ここで「別冊一億人の昭和史 日本のジャズ」(毎日新聞社)に掲載されているサックス奏者、大川幸一(明治43年生まれ)の述懐をひいてみたい。しかも『魔都夜曲』の前年にあたる1938年7月に渡航しているのだ。ざっと気になる箇所に触れると


●バンド9人+歌手1人で北四川路のブルーバード・ダンスホールに出演
●上海事変の直後で、日本人租界は戦禍で無残な姿だったが、それでも表通りには数々のダンスホールが開店しており、商工や軍属の客でにぎわっていた
●それよりも盛り上がっていたのは南京路(フランス租界)のほう。演奏を終えるとそこに遊びに行き、いろんなギャンブルも楽しんだ
●日本円は価値が高く、ギャラも良かった。当時のバンドマンにとっては、上海は天国のような楽天地だった

誌面にはさらに、長谷川一夫と李香蘭と一緒に大川氏が映った写真も掲載されている。キャプションには、映画「上海の月」のロケのときに撮影されたものであるように書かれているが、資料を参照すると同作品は41年7月の東宝系公開作品で主演は山田五十鈴、とある。ぼくは残念ながら見たことがないけれど、調べたところによると現存するフィルムは半分の長さしかないらしい。そして長谷川や李香蘭が出ているという情報はどこにもない。となるとやはりこの写真は、いわゆる大陸三部作『白蘭の歌』『支那の夜』『熱砂の誓ひ』のロケ中のどこかで写された、と考えるのが無難か。天下の二枚目スタアと、日劇(※日本劇場。当時、絶大なステイタスがあった。今でいうところの日本武道館に匹敵しよう)コンサートで建物を七周半するぐらい多くのファンを集めた歌姫、そしてさすらいのジャズマン。実に味わい深い3ショットである(実際は後列にも4人写っているが)。


李香蘭については、2015年に出た2枚組CD『伝説の歌姫 李香蘭の世界』がマスト・アイテムだろう。戦後は本名の山口淑子を名乗り、一時期は日系アメリカ人彫刻家のイサム・ノグチと結婚していたこともある。ぼくはイサムの作風も大好きなので、先日ニューヨークに行ったときはロング・アイランドまで足を延ばして「イサム・ノグチ美術館」(The Noguchi Museum)を訪ねて“石の芸術”に酔いしれた。ふたりはチャールズ・チャプリン(もちろん、あの俳優で映画監督の)のパーティで出会い、イサムのほうが先に惚れてしまったのだという。イサムと山口の結婚生活については彼らを題材にした数々の本で触れられていることと思うが、『魔都夜曲』に登場するのはそれよりもずっとずっと前の、うら若き李香蘭だ。彼女は1920年生まれだから、39年の時点で19歳。『魔都夜曲』では東京パフォーマンスドールの高嶋菜七と浜崎香帆が交互に演じているが、現在のふたりは、ほぼ当時の李香蘭と同年代にあたる。
ぼくが見たときは、浜崎が李香蘭役に扮していた。ジャズ・バンドのピアニストが、片思いの女性に捧げてとても美しい曲を書く。それを周りから歌ってみてと勧められ、ほとんど譜面初見状態のまま、そのピアニストの伴奏で歌いこなす・・・という大きな見せ場もある。
この浜崎が「新境地開拓」と太文字で書きたくなるぐらい新鮮な魅力を放っていた。もともと歌唱力には定評があり、東京パフォーマンスドールの音楽面の要のひとりといえる存在ではあったのだが、役を演じるにあたって発声から根本的に変えた(というか李香蘭になりきった)のだろう、流れるようなソプラノ・ヴォイスで、グリッサンドやポルタメントも利かせつつ、文字通り機(はた)を織るように“夜曲”を歌いあげていた。






その李香蘭と交流があったと伝えられる川島芳子も、劇中にスパイスを加えている。別名“東洋のマタハリ”、今ではちっとも不思議じゃなくなった「ぼくという一人称を使う女子」の草分けでもあったようだ。彼女は一時期、李香蘭と同じく日本コロムビアからレコードを出していた。2011年リリースのオムニバスCD『伝説を聴く』には「十五夜の娘」という曲が収録されている。蒙古民謡をみずから日本語に訳して歌っているのだが、“十五夜お月様 まあるいね ハホーイ”という能天気(?)な歌詞と、あのキリッとした容姿が自分にはどうしても結びつかず、またそれがなんともいえない味わい深さへとつながる。


書いているうちに文章が少しずつジャズから離れてしまった。最後に、『魔都夜曲』の劇中にはいくつものジャズ・ナンバーが挿入されていることにもしっかり触れておきたい。「スターダスト」や「ジョージア・オン・マイ・マインド」で語られがちなホーギー・カーマイケルの他の曲の魅力についてもたっぷり知ることができるはずだし、アーヴィング・バーリン作のあの曲がこんなところで使われて効果をあげているぞ、という発見を得ることもできるだろう。大ヒット映画『ラ・ラ・ランド』でミュージカルに関心をもつ層が激増したように、『魔都夜曲』を見てジャズのノスタルジックな側面に引き付けられるオーディエンスも多いのではないだろうか。この音楽劇は、「ジャズはどんなアングルからも楽しむことが可能なのだ」というこちらの勝手な考えを、実に快く裏付けてくれた。

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音楽劇『魔都夜曲』 公式サイト (https://cube-s.wixsite.com/matoyakyoku)

消息来源:http://diskunion.net/jazz/ct/news/article/6/67974?dss_mode=pc
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