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标题: [情报] 【舞台】出演KERA CROSS 第二弹《Goodbye》主役决定! [打印本页]

作者: 北京猫    时间: 2019-7-31 21:51     标题: 【舞台】出演KERA CROSS 第二弹《Goodbye》主役决定!

藤木直人即将出演舞台剧 KERA CROSS 第二弹!

作为KERA·MAP系列作品,《Goodbye》是一部节奏超快而又不失浪漫的恋爱狂想剧(又称“Screwball Comedy”神经喜剧),自2015年上演后便斩获多项戏剧奖。
藤木直人将在剧中饰演主角“田岛周二”

★KERA CROSS 第二弹《Goodbye》
【原作】太宰治(《Goodbye》)
【编剧】凯拉里诺·桑德罗维奇(小林一三)
【导演】生濑胜久
【其他出演者】成膳仁、生濑胜久等
【企划制作】东宝、Cube

KERA CROSS官网

https://www.keracross.com/goodbye

★公演日程
2020年
1月11日(周六)~13日(周一·节假日) 【東京】かめありリリオホール
1月16日(周四)【山形】山形市民会館
1月18日(周六)【新潟】長岡市立劇場
1月21日(周二)【広島】JMSアステールプラザ 大ホール
1月23日(周四)~26日(周日) 【大阪】梅田芸術劇場 シアター·ドラマシティ
1月28日(周二)【香川】レクザムホール(香川県県民ホール) 小ホール
1月30日(周四)~31日(周五) 【愛知】本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
2月2日(周日)【福島】パルセいいざか
2月4日(周二)~16日(周日) 【東京】シアタークリエ








消息来源:藤木直人官方FC
https://weibo.com/7218198182/I04ca7VzD?from=page_1006067218198182_profile&wvr=6&mod=weibotime&type=comment#_rnd1564581038501
作者: 北京猫    时间: 2019-7-31 22:11

KERA CROSS第二弾は、『グッドバイ』(原作:太宰治)!演出・生瀬勝久、主演・藤木直人、ヒロイン・ソニンで上演!

2019.07.31


ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の名作戯曲を、才気溢れる演出家たちが新たに創り上げるシリーズ「KERA CROSS」。
その第一弾『フローズン・ビーチ』が、演出・鈴木裕美の手で新たな命を吹き込まれ2019年7月に開幕する最中、早くも第二弾が発表された。

KERA CROSS第二弾は、2020年1月~2月公演『グッドバイ』。演出は生瀬勝久、出演に、藤木直人、ソニン、生瀬勝久 他という豪華な顔ぶれでの上演が決定した。

舞台『グッドバイ』は、太宰治(1909年-1948年)が新聞連載を予定し十三回分まで書きながらも、玉川上水で入水自殺を遂げ絶筆となった未完の遺作小説『グッド•バイ』をベースにしつつ、KERAが全く新たなドラマを紡ぎ出した、KERA初のラブコメ作品。2015年KERAの演出で上演、第23回読売演劇大賞 最優秀作品賞、優秀演出家賞(KERA)、最優秀女優賞(小池栄子)を受賞、更に平成27年度芸術選奨 文部科学大臣賞(KERA)を受賞する等、観客の記憶にも演劇史にも残る傑作となった。

『グッドバイ』の主人公・田島周二は、妻子を田舎に残し東京で暮らす雑誌編集者だが、その体裁の裏では闇商売で儲け10人もの愛人を抱える不埒な男。しかしそんな田島もいつしか、妻子を東京に呼び寄せ女たちと別れようと思い始めたそんな折、怪力で大食いの美女・永井キヌ子と出会ったことから珍騒動が展開してゆく……。
「人間失格」や「斜陽」といった太宰のデカダンス作品とはまた異なる、コミカルでシニカルでユーモラスな魅力に溢れ、絶筆によって原作では描かれなかった“その先の物語”に思いを馳せる読者も多いだろう。KERAはそのバトンを継ぎ、誰も予想だにしない新しい世界に観客を誘い、見事に描き切った。
その話題の傑作を、豪華布陣で見られるこの機会は見逃せない。

主役・田島周二には藤木直人。TV、映画で多数主演し、『海辺のカフカ』(2014年)、『尺には尺を』といった蜷川作品を始めとする舞台に出演、音楽活動やバラエティ番組でも多彩な才能を発揮する藤木が、一筋縄では行かない田島という男をどのように演ずるか期待される。
そして怪力で大食いの美女・永井キヌ子には、第41回菊田一夫演劇賞、第26回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞する等、ミュージカル、ストレートプレイ問わず活躍し舞台女優として躍進を続けるソニンがキャスティングされた。
演出の生瀬勝久は、八面六臂の活躍を続ける実力派俳優であると同時に、『橋を渡ったら泣け』(2007年)、『楽屋 ~流れ去るものはやがてなつかしき~』(2009年)の演出を担当するなど、クリエイターとしての顔も持つ。
KERA作品出演の常連であり、作品の魅力を存分に理解している心強い存在。
今作では演出ともに、文士の連行役として出演する。

藤木直人、ソニン、そして演出の生瀬勝久は、今作に向け下記のように意気込みを述べた。


≪藤木直人≫

「初演を客席で観ていました。観客の皆さんが異様なくらい笑っていたのが印象的で僕も人一倍笑っていました。その作品に出演出来るなんて光栄ですし、ハードルが高いなぁと若干プレッシャーでもあります(笑)。大先輩生瀬さんに導いていただいて、さらにはドラマ『高校教師』以来の共演となるソニンさんと新しい『グッドバイ』を作り上げたいと思います」


≪ソニン≫

「名作『グッドバイ』にキヌ子役で出演できる事、役者デビューの作品で共演して以来の藤木直人さんとの再共演、 KERA CROSSで生瀬勝久さんの演出の元で芝居できる事。全てが贅沢で憧憬の塊のような機会に、今から夢見心地です。
3年ぶりのストレート芝居で大変興奮しております。新しい形でのこの作品の魅力をお届けできるよう、精一杯皆様と作っていきたいです」


≪生瀬勝久≫

「2015年、初演の『グッドバイ』を観たあと、KERAさんと、小池栄子さん、緒川たまきさんと食事をし、本年度僕が観た作品の中で、ダントツ1番であると口角泡を飛ばして熱弁したことを懐かしく思い出します。その作品を、まさか5年後に自分が演出出来るとは…こんな機会を与えて頂き感謝、感謝。因みに、私の平均年間演劇観賞本数は3本から5本です」

KERA CROSS第二弾『グッドバイ』は、2020年1月、かめありリリオホールを皮切りに、2 月にシアタークリエ他、全国各地で公演する。

更に、KERAファンには嬉しい情報だが、「KERA CROSS」シリーズの第五弾までの全ラインナップの演出家も発表された。
第二弾の生瀬勝久に続き、第三弾・河原雅彦、第四弾・三浦直之(ロロ)という、演劇界注目の錚々たる顔ぶれが続く。そして、第五弾では、満を持して、ケラリーノ・サンドロヴィッチ本人が演出を担当する。

「KERA CROSS」演出家全ラインナップ発表に際し、KERAは以下のメッセージを寄せた。


「画期的な企画シリーズを毎回無責任に客席で拝見するという愉しみが人生に加わった。東宝さんキューブさんありがとさん。お礼に5本目は自ら過去の自作と対峙するです。ぜひお客さんもコンプリートして頂きたい」 (第一報 仮チラシコメントより)

現在公演中の『フローズン・ビーチ』を含め、第五弾までの充実のラインナップ、是非コンプリートしたいところだ。それぞれの公演の作品、キャスト発表も待ち遠しい。

詳細は「KERA CROSS」オフィシャルサイト(https://www.keracross.com)で順次公開予定。


【公演概要】


KERA CROSS 第二弾『グッドバイ』

日程・会場:
2020/1/11(土)~1/13(月・祝) 東京・かめありリリオホール
2020/2/4(火)〜1/16日(日) 東京・シアタークリエ
ほか、各地公演あり

原作:太宰 治(「グッド・バイ」)
脚本:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
演出:生瀬勝久

出演:

藤木直人 ソニン 生瀬勝久 他



消息来源:https://engekisengen.com/genre/play/16609/


作者: 雅明欣    时间: 2019-8-1 09:23

謝貓姐。

多年前的作品,用現代手法表現。

又要慳家及定地點。
作者: suehk    时间: 2019-8-6 10:32

謝謝貓姐詳細解說。看到日程表,又費煞思量。
作者: 北京猫    时间: 2019-10-2 23:57

藤木直人、ソニン、真飛聖、小松和重、生瀬勝久の満面の笑み! KERA CROSS第二弾『グッドバイ』ビジュアル第一弾が公開

2019.10.1



KERA CROSS 第二弾『グッドバイ』

2020年1月11日(土)より、かめありリリオホールを皮切りに上演されるKERA CROSS 第二弾『グッドバイ』の第一弾ビジュアルが公開された。

「KERA CROSS」は、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の名作戯曲を、才気溢れる演出家たちが新たに創り上げるシリーズ。舞台『グッドバイ』はシリーズ第二弾として、生瀬勝久演出・出演に、藤木直人、ソニン、真飛聖、小松和重、生瀬勝久他という華やかな顔ぶれで2020年1月から2月にかけて上演される。

太宰治の未完の遺作小説『グッド・バイ』をベースに、KERAが新たにドラマを創り上げ、2015年に初演された舞台『グッドバイ』。第23回読売演劇大賞 最優秀作品賞、優秀演出家賞(KERA)、最優秀女優賞(小池栄子)を受賞し、更に平成27年度芸術選奨 文部科学大臣賞(KERA)を受賞するなど、大きな反響を呼んだ作品だ。妻子を田舎に残し、東京で10人もの愛人を作り雑誌編集者として生活する不埒な男・田島周二と、彼を取り巻く女たち、妻、そしてひょんなことから田島と知り合う怪力で大食いの美女・キヌ子、など周囲の人々を巻き込みながら珍騒動が展開される。

今回、新たに公開されたのは、藤木扮する田島、ソニン演ずるキヌ子、生瀬演ずる連行、そして真飛聖、小松和重の5名がこちらに笑みを向けているビジュアル。KERAの作品史上初のロマンティック・コメディであり、“恋愛狂騒劇”(スクリューボール・コメディ)と銘打たれた、この作品の世界観が垣間見えるビジュアルだ。

KERA CROSS第二弾『グッドバイ』は、2020年1月11日(土)より、かめありリリオホールを皮切りに、2 月にシアタークリエ他、全国各地で公演。詳細は「KERA CROSS」オフィシャルサイトで順次公開予定だ。



公演情報

KERA CROSS 第二弾『グッドバイ』

原作:太宰 治(「グッド・バイ」)
脚本:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
演出:生瀬勝久

出演:
藤木直人 ソニン 真飛聖 朴璐美 長井短 能條愛未 田中真琴  MIO  YAE
入野自由 小松和重 生瀬勝久

●2020年1月11日(土)~13日(月・祝) かめありリリオホール 
料金=10,000円(全席指定・税込)
一般発売=2019年11月16日(土)
<お問い合わせ>KMミュージック 045-201-9999

●2020年2 月4日 (火)〜16日(日)シアタークリエ 
料金=10,000円(全席指定・税込)
一般発売=2019年11月16日(土)
<お問い合わせ> 東宝テレザーブ 03(3201)7777 【営業時間】9:30~17:30

●各地公演(2020年)
【山形公演】1月16日(木) 山形市民会館
【新潟公演】1月18日(土) 長岡市立劇場
【広島公演】1月21日(火) JMSアステールプラザ 大ホール
【大阪公演】1月23日(木)〜26日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
【香川公演】1月28日(火) レクザムホール(香川県県民ホール)小ホール
【愛知公演】1月30日(木)〜31日(金)日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
【福島公演】2月2日(日) パルセいいざか

企画・製作=東宝  キューブ
KERA CROSS オフィシャルサイト https://www.keracross.com
【KERA CROSSとは】

ケラリーノ・サンドロヴィッチの数々の戯曲の中から選りすぐりの名作を、
才気溢れる演出家たちが異なる味わいに創りあげる連続上演シリーズ

第一弾 KERA ×鈴木裕美『フローズン•ビーチ』 (※終了)
第二弾 KERA ×生瀬勝久『グッドバイ』
第三弾 KERA ×河原雅彦
第四弾 KERA ×三浦直之(ロロ)
第五弾 KERA ×ケラリーノ・サンドロヴィッチ
 (作 × 演出 の順に掲載)


消息来源:https://spice.eplus.jp/articles/256005?tdsourcetag=s_pcqq_aiomsg
作者: 北京猫    时间: 2019-10-20 17:48

生瀬勝久×藤木直人が挑む「見たら元気になれる」恋愛狂騒劇 KERA CROSS 第二弾『グッドバイ』

ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の名作戯曲を、才気溢れる演出家たちが新たに創り上げるシリーズ・KERA CROSS。第一弾『フローズン・ビーチ』(鈴木裕美演出)に続き、第二弾の『グッドバイ』が2020年1月〜2月に上演される。

本作は、太宰治の未完の遺作小説「グッドバイ」をベースに、KERAが全く新たなドラマとして書いた作品で、2015年にKERA自身の演出で上演、第23回読売演劇大賞において最優秀作品賞、およびKERAが優秀演出家賞、小池栄子が最優秀女優賞を受賞、さらに平成27年度芸術選奨においてKERAが文部科学大臣賞を受賞するなど、高い評価を受けた。

今回、この作品の演出に挑むのは、初演に深く感銘を受けたという生瀬勝久。2009年に上演された『楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~』以来の舞台演出となる。そして、妻子がありながら愛人が10人もいるという不埒な男・主人公の田島周二には、映像のみならず、蜷川幸雄演出作品など舞台でもその存在感を示している藤木直人。そんな二人がどのような思いで今作に挑むのか、話を聞いた。

初演を見ていたときはまさか自分がやるとは想像もしなかった

ーー今作で生瀬さんは演出と出演、藤木さんは主演されますが、今の心境を教えてください。

生瀬:僕はこれまで、KERAさんの作品に出演しているし、観客としてもたくさん見てきました。その中でも一番印象深くて好きだったのが、この『グッドバイ』だったんです。今回、演出のお話しをいただいたとき、実は最初は別の作品でオファーが来ていました。でも、「もし作品を選べるのであれば『グッドバイ』をやりたい」と希望を出してみたら、OKをもらえて。この作品は、初演を見に行ったときにあまりにも興奮して、終演後にKERAさんと(小池)栄子ちゃんと(緒川)たまきちゃんと4人で食事に行って、そこで感想を延々と熱く語って。「これは絶対に再演してくださいよ」なんて言っていたら、まさか自分が演出することになるとは思っていませんでした。最初は演出だけ、という話でしたが、「出演もできる?」と後から聞かれて、「出演します」とお返事しました。

ーー演出と出演、両方をやることはご自身にとって負担にはならないのでしょうか。

生瀬:好きだからね、お芝居が。だから全然です。昔劇団をやっていたときに、作・演出・出演というケースもありましたし、あまりストレスは感じないです。自分が出ていた方が舞台上のリズムをコントロールできるというか、自分がタクトを振れる感じもあるので、出演していた方がやりやすい部分もあるんですよ。

ーー藤木さんは主人公の田島役でのご出演です。

藤木:2014年に『海辺のカフカ』に出演してから、2017年の音楽劇『魔都夜曲』まで連続して舞台に出演していたのですが、その後はちょっと舞台から遠ざかっていて。離れてしまうと舞台に立つのが怖くなるところもありますから、そろそろ舞台をやりたいな、と思っていました。この作品は僕も初演を見ているのですが、太宰治が原作ということで「どれだけ重たい作品なんだろう」と思いながら行ったら、舞台でこんなに笑いが起きるんだ、と驚いたくらいで。客席がすごく笑っていましたね。中でもキヌ子のキャラが凄まじくて、それを小池さんが見事に怪演されていたのが強く印象に残っています。他の出演者の皆さんも実力のある方々でしたから、台本以外にも個人のパワーで笑いを取る場面が沢山あって、本当に笑いの絶えない作品でした。ですから今回のお話しをいただいたときは、ぜひとも参加したいと思いました。

生瀬:でも、初演の舞台を見ていたときは「まさか自分が」だよね。

藤木:いやもう、自分が出演するなんて想像すらしていないです。僕は舞台を見ながら「この役やりたい」とか「どうやって演じてみたい」なんて思ったことがなくて、純粋に「ああ面白い作品だな」って楽しんでいるので。

「死ぬときに『あぁ、楽しかった』と言って死にたい」(生瀬)

ーー生瀬さんと藤木さんは、2008年に藤木さんにとって初舞台となった『冬の絵空』で共演されていますが、そのときの印象はいかがでしたか。

生瀬:『冬の絵空』のとき、演出はスズカツさん(鈴木勝秀)だったから、僕から藤木くんに直接何かアドバイスしたり、ということはありませんでしたが、思うところはあったんです。だから、今回は僕が演出ということで、藤木くんのいいところを引き出したいというか、彼にやってほしいことがあるんですよ。彼もいい年になってきたので、今回、ここでもう一つステップアップするいい機会になって欲しいと思っています。

ーー生瀬さんは最近、映像でご活躍を目にすることが非常に多いですが、今年に入られてから舞台のお仕事はされていませんね。

生瀬:僕はお芝居を始めて三十数年経ちますが、今年は一本も舞台の仕事がなかったんです。それは舞台を休もうと思ったとかではなくて、たまたまなんですが、だからこそ、舞台に対しての思いというか、やりたいことがすごく溜まってるんです。それで来年に向けてワークショップをやってみたり、いろいろと準備をしているので、今作がとっても楽しみなんですよね。

ーー生瀬さんが初演をご覧になったときに『グッドバイ』に強く心を魅かれたのは、具体的にどういうところだったのでしょうか。

生瀬:ハッピーエンドだったからですね。僕は死ぬときに、それがたとえどんな死に方でも「あぁ、楽しかった」と言って死にたい、そういう生き方をしたい、と思っています。例えば病気でも、最後は苦しいけど振り返ってみると楽しかったね、という気持ちで最後を締めくくりたいです。

ーー藤木さんは田島という役については、どう思われますか。

藤木:現代ではなかなか成り立たないですよね、コンプライアンス的に。

生瀬:いや、こういう人いるよ、絶対いる。しかも幸せだと思うよ。

藤木:え?幸せですか?あれだけ大勢いてすべて対等に愛してあげるというのは難しい気がしますけど……。

生瀬:難しいし体力もいるし、だけど全員が好きなんだよね。ひとりひとりに真剣になって、この人が好き、というときは他の人のことを忘れてるんですよ。彼の言うことは、全部本心だから。僕も昔、あなたのこと好き、って言っておきながら電車に乗ったらもう忘れちゃって、なんてことしてたな。だから田島には共感できますよ(笑)。

藤木:田島の役作りについては、生瀬さんに全面的に指導していただきます(笑)。

「演劇は個人技じゃなくて、関係性」(生瀬)

ーー初演がKERAさんの演出でしたから、今回は生瀬さんがどのような演出をされるのか、非常に興味深いです。

生瀬:演劇は個人技じゃなくて、関係性で成り立っているものですから、そのカンパニーの中でどういうものを創るかが重要になってきます。アイディアはいくつかありますが、稽古が始まる前の現段階で描いている理想みたいなものは特にないんですよ。台本はKERAさんが書いた面白いものが既にありますから、セリフを信じて、そのセリフの思いでやってもらえればいいんです。面白いことをやってやろう、ではなくて、台本に書いてあるように、登場人物が真剣に困っている姿を見せることができれば面白くなります。本人は周囲が見えていなくて、本気で苦しんで、本気で愛しているから、観客に「この人馬鹿だな」と思わせることができて面白いんです。

ーー先ほど、藤木さんのステップアップの機会になれたら、というお話しをされていましたが、具体的に藤木さんのどういった面を引き出したいとお考えでしょうか。

生瀬:藤木くんはビジュアル的にとってもスマートだし、彼が困る役って今までそんなになかったと思うので、「藤木くんってこういう役もとってもキュートだね」「藤木くんの田島は抜群だよね」と思ってもらえるように持っていきたいと思っています。もうそこは演出家の責任ですから、信じて疑わずにやっていただきたいですね。

藤木:生瀬さんの演出を受けるのは本当に楽しみです。ドラマの現場だと、スタッフさんは僕よりも若い人が多くて、だからお芝居に対して何か言われることもあまりなくて。もちろん自分なりに役について考えたりしていますが、自分の考えとは違うベクトルが存在するんだ、というのを生瀬さんが教えてくださるのは心強いですし、役者として演技の引き出しが増えるのであればそんなに素晴らしい経験はないと思っています。

生瀬:やっぱり役者さんだから、自分で役のベースを考えてくると思うんですけど、それを崩すのが多分演出家としての僕の仕事だと思います。僕の場合はスタンダードを崩すのが自分のやり方でもあるので、違うアプローチの可能性を探りたいなという思いがあります。正直、僕自身もどうなるのかわからないですよ。このキャストですし。

藤木:すごくいろんなジャンルの方が集まっていますよね。

生瀬:キャスティングはもう百点満点ですね。まず、ソニンさん。会ったことないです(笑)。じゃあなぜキャスティングしたのかというと、いろんな方のソニンさんのイメージと評価を総合したら、いける、と。会ったことないのはソニンさんだけで、あとはみなさん、オーディションやコネクションです(笑)。

藤木:僕は初めての人ばかりです。

生瀬:僕好みのキャスティングで、みんなそれぞれにいいですよ。能條さんはオーディションだったのですが、会って「この人だ」って思うくらいすごかったです。MIOとYAEは「タンスにゴン」のCMを見て、絶対に共演したい!と思ったんです。

「太宰さん、KERAさん、生瀬さん。こんなに豪華なリレーはない」(藤木)

ーー今作はKERA CROSSの第二弾ですが、KERA CROSSという企画についてはどのように思われていますか。

生瀬:KERAさんの懐が深いんだな、と思います。自分が書いたものを人に渡すというのは、なかなかの度胸が必要というか、不安もあると思います。その辺KERAさんがどういう思いで「やっていいよ」と言ったのか、聞いてみたいですね。まあでも「自分よりは面白くできないだろうな」という自信がどこかにあるんじゃないですかね? 僕だったら、自分の作品を他の人が演出するのを見るのは嫌ですもん。KERAさんが今作を見に来たときに「やっぱり俺がやった初演の方が面白かったな」って思うのか、泣いて帰るのか、どう思うかですよね。僕は演出家としてKERAさんの足元にも及びませんけど……泣いて帰ればいいのに(笑)。

藤木:そういうふうに思うものなんですか?やっぱり演出をしていると、舞台の見方が変わってくるんですかね。

生瀬:それはあるね。ドラマでもなんでも、お芝居を素直に見られなくなってきていて、ストーリーを単体で見て、役者も単体で見るから、総合の作品としては見られない。

藤木:細分化して見ちゃうんですね。

生瀬:でも今は、本当にワクワク感しかないです。早く稽古初日を迎えていろんなことが具体的になっていけばいいのにな、と思っています。僕はあまり段取りを決めないので、フレキシブルにいろんなものが変わっていけばいいと思うし、良いアイディアがあればそれを採用、みたいな作り方になるでしょうね。

ーー稽古が始まらないことには、具体的なことはまだわからないですね。

生瀬:わからない。なにしろ、ソニンさんにもまだ会ってないからね。会ってみて、ものすごくお互い合わなかったらどうしよう(笑)。

ーーでは、公演に向けてのメッセージをお願いします。

藤木:太宰治さんから始まって、KERAさんが後に書いたものを、生瀬さんが演出する、こんな豪華なリレーはないと思いますし、単純に楽しめる、笑える作品なので、令和になって初めて迎える新年の笑い初めにぜひ『グッドバイ』を選んで欲しいと思います。

生瀬:観た次の日に元気になりますよ、という、それが僕のお芝居をやる原動力なので、そういう舞台を作りたいと思っています。元気になりたい方はぜひ劇場に足をお運びください。


取材・文=久田絢子 撮影=敷地沙織



公演情報KERA CROSS 第二弾『グッドバイ』

■公演日程:
●2020年1月11日(土)~13日(月・祝) かめありリリオホール 
料金=10,000円(全席指定・税込)

●2020年2 月4日 (火)〜16日(日)シアタークリエ 
料金=10,000円(全席指定・税込)

<e+半館貸切公演> 10月20日(日)23:59までプレオーダー(抽選)受付中
日程:2020年2月10日(月) 
開演時間:13:30~ (開場 13:00~)
申し込み:【こちら】から

日程:2020年2月12日(水) 
開演時間:18:30~ (開場 18:00~)
申し込み:【こちら】から


●各地公演(2020年)
【山形公演】1月16日(木) 山形市民会館
【新潟公演】1月18日(土) 長岡市立劇場
【広島公演】1月21日(火) JMSアステールプラザ 大ホール
【大阪公演】1月23日(木)〜26日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
【香川公演】1月28日(火) レクザムホール(香川県県民ホール)小ホール
【愛知公演】1月30日(木)〜31日(金)日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
【福島公演】2月2日(日) パルセいいざか

■原作:太宰 治(「グッド・バイ」)
■脚本:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
■演出:生瀬勝久
■出演:
藤木直人 ソニン 真飛聖 朴璐美 長井短 能條愛未 田中真琴  MIO  YAE
入野自由 小松和重 生瀬勝久
■企画・製作=東宝  キューブ
■詳細:KERA CROSS オフィシャルサイト:https://www.keracross.com


消息来源:https://spice.eplus.jp/articles/255113

图片汇总:https://weibo.com/1825306004/Ic32DakFT?type=like&pcfrom=msgbox#_rnd1571563883661


作者: 北京猫    时间: 2019-11-1 00:02

生瀬勝久演出 藤木直人、ソニン、他出演  KERA CROSS第二弾 舞台『グッドバイ』 全キャストビジュアル&配役公開!

2019年10月31日
シアターテイメント編集部




2015年、劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が、太宰治の未完の遺作小説をベースにまったく新たなドラマを紡ぎ出し、数々の演劇賞を受賞した舞台『グッドバイ』。その『グッドバイ』が、2020年1月〜2月に“KERA CROSS第二弾”として、生瀬勝久が演出、藤木直人、ソニンをはじめとした個性溢れる俳優陣が出演することで早くも話題に。そして全キャストのビジュアルと配役が公開された。

「KERA CROSS」は、話題の新作を精力的に作り続けるKERAの、過去の名作戯曲を、KERA以外の才気溢れる演出家たちの手で新たに創り上げるシリーズ。
その第二弾の『グッドバイ』では、俳優としても活躍中の生瀬勝久が10年ぶりに演出を担う。
更に、第三弾に河原雅彦、第四弾に三浦直之(ロロ)といった、気鋭の演出家の参加が発表されており、第五弾として、KERA自身が、自らの過去作品に挑むことも発表されている。



『グッドバイ』はKERA初のラブコメ作品であり、「人間失格」や「斜陽」といった太宰のデカダンス作品とはまた異なるコミカルでシニカルでユーモラスな魅力に溢れた作品。KERAは太宰の絶筆のバトンを引き継ぎ、生き生きと魅力的な登場人物たちのキャラクターを描き切った。

雑誌編集者をしながら、多くの愛人を抱える不埒な男・田島周二が、東京に妻子を呼び寄せ、女たちと別れようと思い始める。そんな時に、怪力で大食いの美女・永井キヌ子と出会ったことから、珍騒動が展開してゆく物語。

藤木が田島を演じ、キヌ子をソニン、小説家の連行を生瀬が演じることはすでに公開されているが、その他の全ての配役も発表され、このキャストが生瀬勝久演出の下、どのような化学反応を起こすのか期待感が高まる。舞台『グッドバイ』に初めて触れる観客も、KERA演出バージョンを見ている観客も、それぞれ楽しめる内容となっているに相違ない。



公演、チケット発売の詳細等はコチラ→( https://www.keracross.com )

【KERA CROSS 第2弾 KERA×生瀬勝久「グッドバイ」公演概要】



原作:太宰 治(「グッド・バイ」)
脚本:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
演出:生瀬勝久

出演:
藤木 直人 : 田島周二 役(文芸誌「オベリスク」編集長)
ソニン : 永井キヌ子 役(闇市のかつぎ屋)
真飛聖: 田島静江 役(田島周二の妻)
朴璐美: 大櫛加代 役(内科医、田島の愛人)
長井短 : 水原ケイ子 役(挿絵画家、田島の愛人)
能條愛未 : 青木保子 役(美容師、田島の愛人)
田中真琴 : 草壁よし 役(百姓の娘、田島の愛人)
MIO : 田島幸子 役 (田島周二の娘)
YAE : 田島幸子 役 (田島周二の娘)
入野自由: 清川 役 (文芸誌「オベリスク」編集部員)
小松和重: 水原健一 役 (水原ケイ子の兄)
生瀬 勝久 : 連行 役(小説家)

演奏:杉田のぞみ(Vn.)

全日程(2020年)
【東京】1月11日(土)~13日(月・祝) かめありリリオホール 
  2 月4日 (火)〜16日(日)シアタークリエ
【山形】1月16日(木) 山形市民会館
【新潟】1月18日(土) 長岡市立劇場
【広島】1月21日(火) JMSアステールプラザ 大ホール
【大阪】1月23日(木)〜26日(日)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
【香川】1月28日(火) レクザムホール(香川県県民ホール)小ホール
【愛知】1月30日(木)〜31日(金)日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
【福島】2月2日(日) パルセいいざか

【ストーリー】
田島周二は、妻子を田舎に残し東京で暮らす雑誌編集者だが、その体裁の裏では闇商売で儲け10人もの愛人を抱える不埒な男。しかしそんな田島もいつしか、妻子を東京に呼び寄せ女たちと別れようと思い始めたそんな折、怪力で大食いの美女・永井キヌ子と出会ったことから珍騒動が展開してゆく……。

【KERA CROSSとは】
ケラリーノ・サンドロヴィッチの数々の戯曲の中から選りすぐりの名作を、才気溢れる演出家たちが異なる味わいに創りあげる連続上演シリーズ。

第一弾 KERA ×鈴木裕美『フローズン•ビーチ』 (※2019年 終了)
第二弾 KERA ×生瀬勝久『グッドバイ』
第三弾 KERA ×河原雅彦
第四弾 KERA ×三浦直之(ロロ)
第五弾 KERA ×ケラリーノ・サンドロヴィッチ
   (作 × 演出 の順に掲載)

企画・製作=東宝  キューブ

●詳細  KERA CROSS オフィシャルサイト  https://www.keracross.com



消息来源:https://theatertainment.jp/japanese-play/42483/


作者: 北京猫    时间: 2019-12-27 22:54

2019.12.27 LIFESTYLE
新年は太宰治原作の舞台で初笑い──藤木直人さん演じる「優柔不断だけど憎めないダメ男」のカタルシス

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妻とやり直すために何人もの愛人と別れることを決意した、リッチで優柔不断な編集者・田島。「妻の代役」を仕立てつつ二人で愛人たちを訪ねる作戦を立てた田島は、偶然出会ったとびきりの美女、キヌ子に話を持ちかけて雇う。だがよくも悪くも正直でアケスケ、ガサツで大食いのキヌ子に、田島はとことん翻弄されることに……。太宰治の未完の遺作をもとに、劇作家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が書き上げた傑作ラブコメディ『グッドバイ』。
2015年にKERA演出で初演され多くの賞を獲得した作品だが、今回は俳優としても活躍中の生瀬勝久が演出する新バージョンとなる。主人公の田島を演じるのは、朝ドラ「なつぞら」でのコミカルな演技も記憶に新しい俳優・藤木直人さん。田島に対しては「どれだけ自分がないんだ、と言いたくなる(笑)」と語る彼は、自身初の舞台でのラブコメディ、翻弄される男をどのように演じるのか?



──初演の舞台はどんなふうにご覧になりましたか?

 こんなに笑う舞台があるんだ、というくらい、お客さんが笑っている作品でした。僕自身、すごく楽しみましたね。脚本自体が面白かったのもありますが、俳優の皆さんの笑いのスキルが高く、個々人の力量で笑いを取っている場面も多かったように思います。ただ演じるにあたっては、僕はこの作品を必ずしもコメディとはとらえていないんです。

──というと?

 僕が演じる田島は、自分から笑いを取りにいく役ではないし、構造として笑いが起きる脚本になっていますから、そこを強調して演じなくてもいいかなと。キャストもまったく新しくなっていますし、初演を意識しすぎずにやりたいと思います。初演で田島を演じた仲村トオルさんの「頼りないんだけど憎めない」という風情、快活さを出すのは大変だろうなとは思っています。

──今回演じる田島という人物に対しては、どのように思いますか?

 男性としての田島をどう思うか聞かれると、なかなかコメントしづらいですよね。時代もありますが、妻がいながら何人もの愛人と関係しているわけですから。さらに急に「正妻と家庭を大事にしたい」と決心して、でも愛人との別れ方が分からずに、他人のアイディアをそのままもらって、別人を妻に仕立てて愛人のもとを訪ねてゆく……。「どれだけ自分がないんだ」って言いたくなりますよね(笑)。
 まあ、太宰さん自身、自分の恋愛遍歴に重ねて、反省みたいな思いもあったのかもしれません。



──妻の代役を引き受けるキヌ子というキャラクターに関してはどうでしょうか?

 原作には「見た目は美人でカラス声、ガサツで部屋は汚れ放題」とあるんですが……(笑)。初演では小池栄子さんがそういう部分をデフォルメして怪演されていて、面白かったですよね。

──彼女とのコンビネーションで、田島という男が可愛く見えた気もします。

 キヌ子に振り回されっぱなしですよね。男女が平等でない時代が舞台ですから、今の僕らが見ると、田島の彼女への対し方には「どうなんだろう?」と思うことも多いんですが、だからこそ、キヌ子がきっぱりと肘鉄をくらわすのが気持ちいいですよね。

──舞台は今回が5作品目ですが、映像とは違う楽しみはありますか?

 舞台には観客がいてその反応が見られることですね。ダイレクトなリアクションはやはり嬉しいです。朝ドラのように、たくさんの人に見ていただき、リアクションが見えやすい作品もありますが、そうではない作品のほうが多いので(笑)。

──ひとつの舞台をやりぬくことで、成長を実感することもありますか?

 舞台の場合、ひとつの作品の稽古に1カ月、本番に1カ月かそれ以上の期間、繰り返して演じ続けるわけで、そこはすごく勉強になりますよね。僕は、第一印象に左右されてしまうタイプで、一度「こうだ」と解釈すると、そこから離れられなくなってしまうところがあるんです。でも同じ演技を繰り返していると、ふと「ひょっとしたら違う解釈もあるかもしれない」と思う瞬間があるんですよね。それはすごくいいことだと思いますし、逆をいえば、そういう発見がないと、長い稽古や本番を乗り切れないのかもしれません。

──「舞台は怖い」という俳優さんもいますが、藤木さんはそうした恐怖感はありますか?

 うちの事務所は舞台で活動する先輩も多く、デビュー当時から舞台を見る機会も多かったんですが、映像しかやっていないときは「2~3時間ぶっ通しでお芝居し続けるなんて」という怖さしかありませんでした。

──でも意識的に、定期的に、舞台に立ってらっしゃいますよね。

 たまたまタイミングが合っただけで……。実は初舞台も、事務所に背中を強く押された感じなんです。ただ俳優同士の絆は、映像よりも舞台のほうが強く感じられる気がします。幕が上がれば舞台上で頼れるのはお互い俳優しかいないわけだし、1カ月も稽古をしていれば、何かしら一緒に乗り越えるものもあり、そこから信頼関係も生まれるので。僕はそんなに熱いタイプではないですけど、音楽劇『魔都夜曲』では、同じ事務所の俳優が多かったのもありますが、始まる前にみんなでハグしまくったりしていましたから(笑)。

──今回の俳優陣は、ミュージカルでご活躍されているソニンさん、声優さん、元タカラジェンヌなどバラエティに富んだメンバーがそろっていますが、そういう部分への期待感はありますか?

 初共演の方ばかりで、元来が人見知りなので不安もありますが、事務所の大先輩である生瀬勝久さんが演出を手掛け、出演もされるので、現場の雰囲気をつくっていただこうと。そこは頼り切ってしまおうと思っています(笑)。
 素晴らしい脚本の、素晴らしい作品なので、令和初の年明けの初笑いに、この作品を選んでいただけたらと思います。



KERA CROSS 第二弾『グッドバイ』
原作:太宰 治 脚本:ケラリーノ・サンドロヴィッチ 演出:生瀬勝久
出演:藤木直人、ソニン、真飛聖、朴璐美、長井短、能條愛未、田中真琴 、MIO 、YAE、入野自由、小松和重、生瀬勝久
2020年1月11日~13日 かめありリリオホール、2月4日〜16日 シアタークリエほか 山形、新潟、広島、大阪、香川、愛知、福島公演あり。
https://www.keracross.com



Photos:Noriaki Fukushima Interview & Text:Shiho Atsumi Edit:Mizuho Yonekawa

消息来源:https://luxe.nikkeibp.co.jp/atcl/column/121800797/?P=1
作者: 雅明欣    时间: 2020-1-7 06:50

謝貓姐消息。
好帥,期待田島。
作者: 北京猫    时间: 2020-1-13 00:49

STAGE
Interview
藤木直人が不埒な色男を演じる恋愛狂騒劇『グッドバイ』。本作演出の生瀬勝久や共演する女性陣=愛人たちとの稽古場の様子を語る
2020.01.10




消息来源:https://entertainmentstation.jp/579031
作者: 北京猫    时间: 2020-2-5 16:43






早大理工学部から芸能界入り…藤木直人が振り返る「大学で学んだ意味」
2020.02.04
蜷川幸雄さんのこと、理系脳のこと




“疑うこと”は、理系としての性分
それが演じる原動力に

人が年齢を重ねる時、“成熟した”という言葉が濫用されるが、実際はどういうことなのだろうか。その具体的な答えが、彼の中にはあるような気がした。

デビューしたのは、まだ“イケメン”という言葉も生まれていなかった時代。90年代半ばのことだ。この浮き沈みの激しい世界で、彼は着実に俳優としての力をつけ、現在は、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)さんが脚本を手がけ、生瀬勝久さんが演出する舞台『グッドバイ』で主演を務めている。今回は、その舞台にまつわるインタビュー。決して現状に満足しようとしない彼の発言の中には、人間が成熟するために必要な幾つものヒントがあった。

Inteview&Text/ YOKO KIKUCHI Photo/AYA KISHIMOTO






藤木直人 FUJIKI NAOHITO
1972年生まれ。千葉県出身。早稲田大学理工学部情報学科卒。在学中に東映映画『花より男子』花沢類役に抜擢され、95年デビュー。役者活動と並行して音楽活動を本格的に開始し、99年「世界の果て~the end of the world」でCDデビュー。2006年、2007年は、2年連続で武道館単独ライヴを成功させた。2008年に初舞台。昨年で音楽活動20周年、今年で俳優活動25周年を迎える。


早稲田理工学部時代にデビュー

2月4日、全国公演の最終地、東京シアタークリエでの公演が初日を迎える、藤木さんが現在出演中の舞台『グッドバイ』は、KERAさんのこれまでの作品を、いろんな演出家が演出する「KERA CROSS」という企画の第2弾。今回、演出を担当する生瀬勝久さんは、2015年にKERAの作・演出で上演された本作を観ていたく気に入り、自ら、「これをやらせてほしい」と申し出、自らキャスティングにもこだわり、藤木さんをはじめとする今回のカンパニーを創ったそうだ。





1972年生まれの藤木さんは、現在47歳。よく俳優は、「役がこなければ無職と同じ」などと、自らの職業の不安定さをネタにするが、藤木さんは、トーク番組「おしゃれイズム」のパーソナリティを務め、1999年のCDデビュー以降、コンスタントに音楽活動も続けてもいる。それでも、こと俳優業に関しては、誰かが「この役を演じてほしい」と求めてくれない限りは、仕事にありつけない。受け身の仕事なのである。







消息来源:https://gendai.ismedia.jp/articles/-/70219
作者: 北京猫    时间: 2020-2-5 16:47

(接上)

蜷川幸雄さんの前での長台詞は、
人生で一番緊張した瞬間

ドラマ、映画、トーク番組と、映像で見かけることの多い彼が、ここ7年ほど、コンスタントに舞台に挑戦していることを知っている人は、案外少ないかもしれない。2008年に初めて舞台に挑戦した彼は、少し時間をあけて、2014年に世界の蜷川幸雄さん演出舞台『海辺のカフカ』に、大島役で抜擢された。蜷川さんは、藤木さんが一番多く作品を観ている演出家だった。

「非常に厳しい方というイメージがあったので、声をかけていただいた時には、果たして自分に務まるだろうかと、一瞬躊躇しました。でも、なかなかないことだし、自分を鍛えるいいチャンスかもしれないと、思い切って飛び込んでみたら、ものすごく優しかった(笑)。とても愛のある方で、僕は一切厳しくされず、逆に、最後まで気を遣われていたぐらいです。ただ、その時にカフカを演じた古畑(新之)君が俳優としては全くの新人だったので、蜷川さんがつきっきりだったんです。それで、僕のことなんか見ている余裕がなかったのかもしれない」

蜷川さんの稽古は、初日から、俳優全員が台詞を入れてくると聞いていたので、藤木さんも必死で台詞を覚え、稽古に臨んだ。でも、大島の出番は、幕が開いて40分ほど経ってから。稽古が始まって何日かは、藤木さんの出番までは回ってこなかった。

「今日は自分の番がくるだろうか? 毎日毎日、ドキドキしながら稽古場にいました。ついに、とうとうその時が来て、ものすごく緊張しながらも、台詞を間違えずに言ったら、『もうできてるじゃないか。いいよ、いいよ』と。その『もうできてる』には、いろんな意味があるんだろうなと思いましたけど……。あれは、今までの人生で一番緊張した瞬間でした(笑)」



繰り返し演じるたびに、
ものの見方を変えていく

『海辺のカフカ』は、翌年、ニューヨーク、ロンドン、シンガポール、ソウルを回った。その翌年には、蜷川さんに呼ばれ、シェイクスピアの『尺には尺を』で主役を演じている。17年にも、河原雅彦さん演出の舞台に出演したが、18、19年はドラマ撮影や自身のツアーが忙しかった。

「あまり時間が開いてしまうと、また舞台に戻る時が恐くなるかなと思っていた時に、このお話をいただいたので、タイミングがいいなと思いました。舞台の醍醐味? 作品と向き合う期間が長くなるので、同じシーンを何度も演じることで、解釈が変わっていったり、ものの見方が違うものになったりすることでしょうか。そこを楽しめないと、長いスパンを乗り切れない(笑)。常に“ひょっとしたら違うんじゃないか”と自分を疑うことで、何度も飽きずに演じられるんじゃないかと思います」

藤木さんは、早稲田大学理工学部在学中に、俳優としてデビューしている。厳しい受験戦争を勝ち抜き、名門校に入学するまでに、何か明確な将来の目標はあったのだろうか。



「普通のサラリーマンの家庭に育ったので、まずは高校受験があって、その次は大学受験を頑張ろう、と。大学を出たら、どこかの企業に就職するんだろうなと思っていました。ただ、17歳の時にギターと出会ってからは、ギタリストになりたいという夢を密かに持つようにはなりましたね。その夢に関しては、ある意味では叶ったのかな(笑)。せっかく頑張って勉強して、大学に入ったのに勿体ない、みたいなことを言われることもありますけど、何をもって幸せかというのは、人それぞれじゃないですか。

芸能界は、才能を持った人が集まっている世界で、そこで評価を得ることは難しい。でも、芝居って、一人じゃ成り立たない。だからいろんなタイプの人間が必要で、それで僕みたいなタイプの人間も生き残って来られたのかなと思ったりもします。もちろん悔しいなと思うこともあります。ただ芸能界なんて何も知らずに飛び込んだ人間が、25年やってこられたことはすごく幸せなことだと思う。100%幸せかというとそんなこともないかもしれないけど。結局、今いる場所でベストを尽くすことしかできないんじゃないでしょうか」

大学生活を通して得られた財産は
かけがえのない友人

では、頑張って勉強して大学に進学してよかったなと思うことはあるかと聞くと、「そこでしか出会えない、かけがえのない友達ができたこと」と答えた。

「僕が大学に進んだのは、大学の4年間に、芸能界に入るきっかけを掴みたかったのが理由なんです。まさにモラトリアムですよね(笑)。そう言いつつ、一浪してるので親不孝なんですが。大学4年の時にデビューが決まって、『学校を辞めよう』って思った時、同じクラスで同じゼミで、サークルも同じだった友人が、『俺も手伝うから、卒業だけはしよう』と言ってくれた。その言葉を支えにして、もう1年かかって卒業することができたんです。そう言ってくれた彼には、感謝してもしきれません。あとは、学校での勉強が、直接的に役立つことはほとんどないけれど、物事をどう捉えるとか、どう咀嚼するとか、それを学ぶことにはつながりますよね」

俳優にとって、物事をどう捉えるかは、役をどう捉えるかということだ。その点において、藤木さんが、「自分の理系脳が邪魔だな」と思うことがあるという。

「曖昧なことが苦手なんです。でもその“行間を読む”ということは、役者に一番必要とされることで。国語のテストって曖昧じゃないですか、作者の考えていることだって、『本当にそれしか答えがないの?』って、僕は疑ってしまう。でも数学は答えは一つだけれど、アプローチ方法は一つじゃない。公式は、答えにたどり着くための道具で、公式を知らない人でも答えを導き出せるところが面白い。国語のテストで、『これが答え』って言われても、『作者しかわかり得ない答えを、何でテスト作成者が代弁することができるんだ?』と腑に落ちない感じがあって、嫌なんです。俳優なんて、一番自分に向いていない仕事を選んだんだなと思ったりします(笑)」

その一方で、「明確な答えが見つからないからこそ、俳優を25年間も続けていられるのかもしれない」とも話す。

「どんな役を演じていても、『もうちょっと、違う方法があったのかもしれない』という後悔が残る。ただ舞台は、長いスパンの中でその後悔を活かして、違うことにトライできるところが新鮮です。だから飽きることなく続けられる」

20年以上、一つの仕事を続けてきた人間が、自分のやり方を疑うことは、本来ならばとても難しいことだ。でも彼は、いくつになっても、きちんと自分を疑い続ける。成熟を、豊さや奥行き、深みという言葉に置き換えるならば、彼は、常に自分の中に疑問を持ち続けることで、役柄の豊かさ、ひいては自分の中にある人としての奥行きや深みを、探り当てる。



KERA CROSS第二弾『グッドバイ』
昭和23年を舞台に、不埒な色男と怪力大食いの美女が巻き起こす恋愛狂騒劇。太宰治未完の原作をベースに、KERAが書き下ろしたコメディを、生瀬勝久が演出。出演は藤木直人、ソニン、真飛聖、朴璐美、小松和重、入野自由、生瀬勝久ほか。2月4日(火)~16日(日)シアタークリエ https://www.keracross.com/goodbye0831



消息来源:https://gendai.ismedia.jp/articles/-/70219?page=4




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